不安の発生原因   ~想像力と構想力~ | 週刊山手心理相談室

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大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。

①12月も半ばになりました。コロナが発生する前に戻りたいと思っても、コロナそのものが

 

変異して、「インフルエンザの一種」になるまでは、なかなか難しいのだそうです。

 

②年末になると、多くの会社では「今年の反省と来年の抱負」を書くことになるのですが、

 

「これならカンタン!」と考える方と、「どうなっているかは今の情報だけではワカラナイ」

 

となる方もいらっしゃるのでしょうね。あるいは「サッパリ」という方も。

 

 

発達障害、特に自閉症スペクトラム障害の方の場合は、どうしても今ある判断材料で物事を把握し

 

ようとします。現時点で目に見えないものを考慮してしまえば、どこまでも、まるで宇宙がビッグ

 

バンしているように果てしなく条件を考えなければなりません。

 

☆今コロナが落ち着いているからGO TO を再開しよう。

 

☆日本の財政は破綻しているので、税率を上げよう。

 

これだけで考えると、一見正しいように感じますが、実際には「水面下での変化」「人の気持ち」

 

など現時点の情報では把握できない「量子論的な事項」も多いです。なのでオリンピックを開催

 

する・しないで対立が生まれたりします。これらは「想像力の欠如」という問題です。この場合、いざ

 

危機が目前に迫らないと、不安にはなりません。

 

ところが、想像力だけあって、構想力がないケースもあります。

 

☆ブラック企業なのが分かっているのに、「仕方がない」と退職しない。

 

☆パートナーに働く気がないのに、「なんとなく」できちゃった婚をする。

 

この場合は、「不安」を感じ取っているにもかかわらず行動できないのが特徴です。

 

少し先の道に穴があるのに、そのまま歩くという、信じられない行動をとります。

 

不安で不安で仕方がないのに、自分ではどうすることもできないのが特徴です。

 

 

このケースだと、「不安」はあるのでうつや適応障害になりやすく、また改善できにくい場合が

 

多くなります。

 

ご家族の方が気付かれた場合は、ぜひ早期にお越しください。カウンセリングが不安に

 

なる場合もあり、長期的な療養に進む可能性が高まります。

 

 

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