アスペルガー・アダルトチルドレンとツキのお話 | 週刊山手心理相談室

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理研の小保方晴子さんがマスコミの前に初めて登場したとき




『なんてツイてる(恵まれた)子なんだろう』




と思われた方も多いのではないでしょうか。研究者としての能力や容姿とは別に、


発表する際に居並ぶ教授さんたちを押しのけて発表させてもらえるという点です。


ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授も、自分で発表しないで若い研究者に機会を与えて


あげれば良いのでは・・・なんてですね。




それが今では、監視カメラに囲まれて・・・・ですから、ツキというものは努力しないと


すぐ逃げてしまうということでしょうか。




アダルトチルドレンの方にとって「ツキ」は生まれながらにして「ない」ものだと考える


方が多いようです。それはそうかもしれません。本来ならたっぷりもらえるはずの


両親の愛情などがなく、寂しい子供時代を過ごさざるを得なかったということですから。


でも、だからといって、不正な行為をしてお金を儲けるという行動をとってしまうと、


『稼ぐが勝ち』『儲けてなんぼ』お金 という風潮がはびこってしまい、人間社会自体が


おかしくなってしまいます。(もうかなりおかしいですね)



人生には波があって、ツキのピークがあればボトムも必ずあります。落ちてきたときに


いかにあせらず対応できるかが大切だと思います。


その点、アスペルガーの方は(タイプによりますが)ツキというものを信じませんから


いつも自然体で存在することができるということでしょうか。




合格Hさん(35歳)のご自慢です。


『僕は20代で起業して、数億円を稼ぎました。おかげでシンガポールでの暮らしを


余儀なくされています。タックスを節約したいばかりに、友達もいない、言葉や風習も


違う国で暮らすなんて楽しくありません。サラリーマンが気楽で良い音譜と思います』



別のしんどさがあると思いますが・・・・。





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