なぜ憎み合うの、ママと私 | 週刊山手心理相談室

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大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。

最近のニュースでは、親族(家族)がお互いに憎み合い、殺人や暴力事件になるケースが

とても多いように感じます。

金属バット殺人や、催眠によるマインドコントロール・高齢の親と子など、事情はそれぞれ

あると思いますが、なぜそこに至るまでに何とかできないのでしょうか。


中でも、母親と娘の相互依存(共依存)はとても多いと思います。写真家の藤原新也さん

が2006年に

『母親がアダルトチルドレン、つまり未成熟な大人だった場合その母親は十分に愛情を

かけずに子供を育てている。そのために欠損した愛情を自らの愛情で補完しようとして

自己愛の強い大人になったのではないかと思われる』

という記事を書いておられます。もちろん、アダルトチルドレン=未成熟な大人ではないの

ですが、記事を掲載した新聞社も含めて、まだまだ誤解の多かった時代だったと思います。

(たぶんです)



ずっと昔は、家族数が多かったので「依存」という関係は生まれにくかったと思います。子供

が10人もいれば、うちひとりに手を掛けるなんてことはできそうにありません。

でも、今は子供は多くても2人ですから、どちらかひとりに過剰な愛情を注ぐこともあるよう

に思います。


後天的な発達障害とも言われるアダルトチルドレン。その影響を少しでも少なくするために

一緒にがんばりましょう。



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