誰でも(特に女性は)
「キミ太っているね」
と言われたら気になりますよね。(笑)
そんなことは言われたくないからとダイエットを始めます。ジムや食事制限で予定通りに
体重がどんどん減っていきます。
でも、なぜか予定のダイエット期間や目標体重を過ぎても、体重をもっともっと減らしたいと
考えはじめて食事のコントロールが不可能になってきます。この状態が摂食障害(過食と
拒食)といわれるものです。
摂食障害は精神疾患の一種で、機能的な摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症
とも呼ばれています。厚生労働省の特定疾患(いわゆる難病)にもなっています。
他に病気がないのに、ひどいやせが何カ月にもわたって続きます。多くの場合、30才以下の女性
(特に思春期)に発病します。
女の子の日も止まりますから、普通の精神状態ならやせすぎの自分の体や生理が止まったこと
を気にするはず。
でも、彼女たちは全く気にしないで、それどころか今の状態をとても気に入っています。鏡を見て
「ワタシッテキレイ」
なんてことも多いようですね。(実際にはやせ細っています)
★アスペルガー症候群の方が摂食障害(特に過食)をお持ちなのは珍しくありません。もともと
感情部分に弱点のあるアスペルガーの方は、ストレスなどをうまく処理することができず、
本能的行動と言える「食欲」でストレスコーピングを行うことが多いからです。
摂食障害自体の原因はまだ解明されていないようですが、自分の姿を冷静に見られなくなる前に
ご家族の方が気づいてほしいと思います。