【傑作!台湾お金持ちの成功哲学】映画「オールド・フォックス 11歳の選択」観てきました。
Watched Taiwanese film “Old Fox”
看了台灣電影「老狐狸」
台湾の映画賞、金馬奨で監督賞ほか4冠受賞とのこと。
僕は長い付き合いの台湾人の友人もおり、台湾には関心あるのでした。
観ないでか、と劇場へ。
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おはなしは、、
優しい父親と二人暮らしの、11歳の少年リャオジェ。
お母さんは早くして亡くなったようです。
賃貸アパートに住み、倹約してお金を貯めながら暮らしています。
リャオジェとお父さんは、お金を貯めて自分たちの家を買うのが夢なのです。
そんなある日、大家さんのお金持ちの老人がリャオジェに近づきます。
老人は「腹黒いキツネ」と呼ばれる強欲ジジイなのでした。
この老獪なお金持ちの老人が、11歳のリャオジェに、彼の成功哲学を吹き込みます。
というおはなし。
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これは、、素晴らしい映画を観た!
百戦錬磨の老人が、若者に人生訓をもたらすあたり、名作「セント・オブ・ウーマン」をほうふつとさせますが、そうはならない。
若く美しいが、優しくてお金に困っている父親と、
賢くで非情で、醜い金持ちの老人。
経済至上主義の現代社会を生きる、多感な11歳の少年リャオジェ。
傑作です!!
93点!
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「お前は私だ、、」と、少年に近づく孤独なスクルージ。
成功するためには他人の気持ちを考えるな、
不平等を利用して強者になれ、
と、悪魔の成功哲学を少年に吹き込みます。
しかしながら、彼自身も本来は、人の感情が自分に流れ込んでくるエンパス体質で、
人に同情しないための、断ち切るための儀式が必要なのでした。
そうしないと貧乏から這い上がれなかったのです。
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なんと日本からは、門脇麦さんが出演。
それも日本人役ではなく台湾人役です。
流暢な中国語で自然に、物語に溶け込み、
かつヒロインとしての異彩も放っておりさすがでした。
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若くて美しい、でもどこかかよわそうな父親。
傑作映画「アフターサン」も思い出しました。
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ところで登場人物のひとりに、「美人姉さん」(漂亮小姐)とあだ名される方がいて、
この人が本当に美人で、思わず俳優さんを調べました。
劉奕兒(Eugenie Liu)さんとのこと。
思わずインスタフォローしちゃったものね!
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主役の白潤音くんの演技もさすがでした!
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非常にならなければ強者になれない、
優しい人は負け組になる、
と社会の真理を教える老人。
それを呑み込んで、リャオジェが選ぶ生き方は。。
僕には非常に響いて今年ベストテン内に入るであろう傑作。
もう一度観てもいい。
オススメです!
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