【傑作!台湾お金持ちの成功哲学】映画「オールド・フォックス 11歳の選択」観てきました | もっと!やまたん☆ぶろぐ

もっと!やまたん☆ぶろぐ

落書きの教科書と、外ばかり見てる俺。

映画のこと、英語・中国語のこと、
海外のことなど。

リブログ大歓迎!

コメントは受け付けていないので、連絡がある方は、僕のサイトの問い合わせフォームからどうぞ。サイトはプロフィール欄にあります。

【傑作!台湾お金持ちの成功哲学】映画「オールド・フォックス 11歳の選択」観てきました。

Watched Taiwanese film “Old Fox”

看了台灣電影「老狐狸」



台湾の映画賞、金馬奨で監督賞ほか4冠受賞とのこと。


僕は長い付き合いの台湾人の友人もおり、台湾には関心あるのでした。


観ないでか、と劇場へ。


◾️

おはなしは、、


優しい父親と二人暮らしの、11歳の少年リャオジェ。


お母さんは早くして亡くなったようです。


賃貸アパートに住み、倹約してお金を貯めながら暮らしています。


リャオジェとお父さんは、お金を貯めて自分たちの家を買うのが夢なのです。


そんなある日、大家さんのお金持ちの老人がリャオジェに近づきます。


老人は「腹黒いキツネ」と呼ばれる強欲ジジイなのでした。


この老獪なお金持ちの老人が、11歳のリャオジェに、彼の成功哲学を吹き込みます。


というおはなし。


◾️

これは、、素晴らしい映画を観た!


百戦錬磨の老人が、若者に人生訓をもたらすあたり、名作「セント・オブ・ウーマン」をほうふつとさせますが、そうはならない。


若く美しいが、優しくてお金に困っている父親と、


賢くで非情で、醜い金持ちの老人。


経済至上主義の現代社会を生きる、多感な11歳の少年リャオジェ。


傑作です!!


93点!


◾️

「お前は私だ、、」と、少年に近づく孤独なスクルージ。


成功するためには他人の気持ちを考えるな、


不平等を利用して強者になれ、


と、悪魔の成功哲学を少年に吹き込みます。


しかしながら、彼自身も本来は、人の感情が自分に流れ込んでくるエンパス体質で、


人に同情しないための、断ち切るための儀式が必要なのでした。


そうしないと貧乏から這い上がれなかったのです。



◾️

なんと日本からは、門脇麦さんが出演。


それも日本人役ではなく台湾人役です。


流暢な中国語で自然に、物語に溶け込み、


かつヒロインとしての異彩も放っておりさすがでした。



◾️

若くて美しい、でもどこかかよわそうな父親。


傑作映画「アフターサン」も思い出しました。


◾️

ところで登場人物のひとりに、「美人姉さん」(漂亮小姐)とあだ名される方がいて、


この人が本当に美人で、思わず俳優さんを調べました。


劉奕兒(Eugenie Liu)さんとのこと。


思わずインスタフォローしちゃったものね!



◾️

主役の白潤音くんの演技もさすがでした!


◾️

非常にならなければ強者になれない、


優しい人は負け組になる、


と社会の真理を教える老人。


それを呑み込んで、リャオジェが選ぶ生き方は。。


僕には非常に響いて今年ベストテン内に入るであろう傑作。


もう一度観てもいい。


オススメです!


このページ終わりです。