ディズニーアニメ映画「ミラベルと魔法だらけの家」(字幕版)観てきました。
Watched new Disney’s animation film “Encanto”
ミラベルときいたら皆さんは当然、西巣鴨にあるスーパーマーケット「みらべる」を思い浮かべるとおもいますが、恥ずかしながら僕もそうでした笑
実は僕これ、ディズニーアニメって知らなくて観に来て、上映開始後に気づいた始末。
なので、まったくなんにも期待せず観に来てます。
世界のディズニーアニメだもの、じゃあなおさら西巣鴨とはまったく関係なさそうですね!
おもしろいといいな。
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鑑賞前の気持ち
鑑賞後
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これは、、
これは、、
おお、、、
すごい作品に出会った!!
大号泣、、
300点!!
これは今年のベストテンに入れなきゃいけないし、もう一度見なきゃ。。
すげーぜディズニー。。
これが世界一の品質か、、
本当にすごい。。
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おはなしは、、
場所は中米コロンビアの小さな村。時代は中世のような電気製品のない時代。
主人公の女の子ミラベルは、大家族で暮らしています。
この一家は魔法使いの一家なのでした。
祖母や母、叔母、いとこたちやお姉ちゃん、みんなそれぞれ個別のスーパーパワーがつかえます。
ミラベルのお母さんはキズや病を癒す能力、叔母さんは天気を操り、
長女の姉のイザベルは花を咲かせる能力、次女の姉のルイーサは力持ち、いとこのアントニオは動物と話せるといった具合。
しかしながらなぜかミラベルにはそういった能力が授けられなかったのでした。
スーパーパワー家族の中で、何者(なにもの)でもないことで特別なミラベル。
そんなある日、家族のスーパーパワーが弱ってきてしまうという怪現象が起こり始めます、、
というおはなし。
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僕が感じたこの作品のメッセージは、、
あなたががんばったり、能力を高めようとするのは、
自分は役に立たないとここにいてはいけない、という「根本的な無価値観」があるから。
あなたは、社会や家族の役に立っているから価値があるのではない。
あなたは、その能力があるから価値があるのではない。
あなたは存在するだけで価値がある。
あなたに与えられたその役割は幻想だし、ましてやあなたの枷(かせ)ではない。
あなたはいつでもその役割から離れていい。その重い荷物を下ろしていい。
そんなメッセージを感じました。
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このテーマ、誰も今まで取り上げてこなかったよね。。
バッグバジェットでこの企画が通る、ディズニーの風通しのよさと決断力。
最高品質のアニメーション表現に驚嘆しつつ、
時代に寄りそい、哲学的で愛に満ちたテーマ、、
こういう考えさせるテーマって、観る方だって本当は向き合うのがめんどくさいし、
制作側はわかりやすく伝えるために、もっとめんどくさい脚本の制作過程を経てると思うと、
尊敬しかない。。
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出来たら皆さんには新鮮な驚きでにみてほしいです。
本記事には下記以降もネタバレはないですが、、
これ以上の情報はいれてほしくなくて、、
ここで閉じて劇場へどうぞ行ってください。
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本作は、「アナと雪の女王」もその道程にあったディズニープリンセスの系譜なんだと思うんだけど、、
「かわいいお姫さまが主役」から、さらに一段飛躍してます。
主人公のミラベルは、特別に美人でもなく、魔法も使えない、まったく普通の女の子です。
なんならお姉ちゃんのイザベルが、これまでのディズニープリンセスと同格のキャラで、美人だし魔法も使えるプリンセス。
なのに本作では脇役なんです。
特別美人でなくても、魔法も使えなくても、ミラベルは主人公になってる。
普通でもあなたは主人公だというメッセージをビジバシ伝えてくる。。
ここがすごい。。
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そのほか雑感は、、
*さすがのディズニーの表現力。とくに顔の表情がすごいので、字幕は追わない方がいいですね。表情表現に注目してください。
*楽曲がすばらしい。作曲はリンマニュアル・ミランダさん。
*「らしさ」というステレオタイプからの解放。
あの子は可愛いから〇〇なはず、
あの人は体格がいいから〇〇な役割をしてもらおう、
見た目や雰囲気で、知らずに誰かから押し付けられた役割を、
期待に応えるべく、いつのまにか自ら演じるようになってしまった。
そんな偽りの牢獄からの解放。さすがです。。
*主役級の個性の強さやスーパーパワーを持ってるキャラたちが全員脇役。
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あなたに役割や価値を求める人がいるのかもしれない。
でもあなたは自分で自分の価値を決めていい。
他人に自分の価値を決めさせていけない。あなたが自分の価値を決めるのだ。
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すごい作品みたなあ。
興奮おさまらず、、
本作はもう一回観ないといけない。
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