草薙界隈で遭遇した土砂降りの五月雨 | 邪馬台国の道標(みちしるべ)

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全国的に梅雨入りして、寒かったり蒸し暑かったりで、体調を整えるのに苦慮されている方も多いのではないでしょうか?食べ物なども悪くなりやすい時期ですので、体に気を付けてお過ごしください。

 

さて、今回は静岡県立美術館で開催されている「兵馬俑展(兵馬俑と古代中国-秦漢文明の遺産-) 」を見学すべく、静岡市の草薙(くさなぎ)地区まで出掛けて来ましたが、その時に遭遇した五月雨にまつわる出来事について書いてみたいと思います。

 

 

美術館の周辺には静岡県立大学のキャンパスなどがあり文化的な装いが感じられる地域ですが、山道を少し分け入ると地名の由来にもなった倭建命の東征にて身を守った草薙剣に纏わる草薙神社がひっそりと鎮座しています。

筆者は美術館に行く途中で草薙神社の看板が目に入り、この神社を先に参拝することにしました。

倭建命をご祭神として祀るこの神社の創建は由緒によると景行天皇五十三年とされており、この界隈では名古屋に鎮座する熱田神宮の勧請元と伝えられています。

それが本当だとすれば、熱田神宮のご神体である草薙剣は倭建命ご自身なのかも知れません。

 

 

 

神社に着いた時には6月の梅雨時でご多分に漏れず小雨がぱらつき始めていましたが、鳥居を潜って参道の階段を上り始めると雨が不思議と止んで明るくなり、境内ではゆっくり参拝して各所を写真に収めことができ、社務所で御朱印も頂くことができました。

ところが、車に戻るや否や、急に大雨が降り始めたのです。

 

筆者は何か不思議な力を感じながら、それから美術館の駐車場まで車を走らせ、小降りになった頃にそこから数百m離れた美術館の建物に徒歩で向かいました。

兵馬俑展の内容については後日お伝えするとして、見学を終えて美術館を出ようとすると、外は土砂降りの雨なのです。

スマホの天気予報アプリで雨雲レーダを確認すると当分止みそうにないので、意を決して駐車場まで小さな折り畳み傘で向かうともう道路は水路と化して靴やズボンはずぶ濡れ状態になってしまいました。

 

先に美術館に行って、帰りに草薙神社を参拝しようとしたら、取り止めてしまったかも知れません。

 

筆者がこれまでも唱えて来たように、倭建命の終の棲家と推定した静岡、そして、その天孫族のルーツとした中国の周王朝とその諸侯国:斉、そこから亡命し史記の淮南・衡山列伝などに記された海神となって秦・漢の相棒として交易を司り栄えた呂不韋などの系統の祖先が興した王朝が倭国とすれば、それが静岡の草薙の地で会するこのイベントは不思議な縁を感ぜずにはいられません。

 

 

そして、筆者が静岡の地に越してきたときに遭遇した大雨の記憶と重なってしまうのでした。

雨は筆者にとって幸運の雨なのか、災難の雨なのか、乞うご期待くださいね😂🙏