早朝、散歩がてらに高尾山古墳と原分古墳に行ってきました。
高尾山古墳は取り壊しが決定しましたが、ぜひ複製を制作してほしいものです。
<高尾山古墳>
沼津市東熊堂で2008年に発見された高尾山古墳は
東日本最古級とされる前方後方墳で、
築造は230年頃、埋葬は250年頃とみられ
邪馬台国の卑弥呼と同時代を生きた古代スルガ王を
埋葬したと考えられています。
長さ / 約62m 最大幅 / 約34m 墳丘高さ / 約5m
すでに高尾山古墳手前まで道路が建設されています。
<原分古墳>
原分古墳は7世紀に築造された円墳で、
静岡県東部の有力者とその家族が埋葬されていました。
横穴式石室の中から出土した須恵器(湖西窯 7世紀)と人骨です。
家型石棺
こちらの石棺は下土狩西1号古墳のもので、
原分古墳の石棺は破壊されていました。
石材は「伊豆石」と呼ばれ、沼津市静浦山系の海岸部から
採取されたものと推定されています。
閉塞石
埋葬後、石室の入口部分に積んで石室を閉じた石です。
原分古墳 復元模型
現在の原分古墳は道路建築に伴い、若干南方へ位置を変え
移築、復元されています。