李宗盛(ジョナサン・リー)の「【有歌之年】演唱会」のメドレーパート最後の7曲目は、 林忆莲(サンディー・ラム)とのデュエット曲《當愛已成往事》です。
二人をさらに引き寄せることにも繋がった、超ベタなラブソングです。
MVは、レーザーディスク時代のカラオケ映像に出てきそうな古臭い絵面。
2006年の《理性与感性作品音乐会》では、ゲスト出演した梁静如(フィッシュ・リョン)とデュエットしました。
梁静如の歌唱は、林忆莲に負けず劣らず上手い。梁静如も林忆莲も自身でカバーしている。
オリジナルのデュエットの相手で、後にプライベートでもパートナーとなるサンディーではなく、別の女性とのデュエットは、なんだかジョナサン何浮気してるように感じでしまうから面白いですね。
そして、2013年からのワールドツアー「《既然青春留不住 還是做個大叔好》演唱会」では、オリジナルのサンディーの録音されたパートに合わせて、ジョナサンが歌うのですが、2014年12月末の台北アリーナでのステージでは、感極まったジョナサンが声を詰まらせ、最初のフレーズを歌い出すことが出来ませんでした。
元奥さんの映像と共に流れる歌声。様々な記憶がが思い起こされたのだろう。それにしても、この演出は凄い構図ではある。
そのようなこともあってか、2016年リリースの本ライブアルバムには、この曲が収録されていません。
ここまで、自分の過去を赤裸々に振り返り、想いをストレートにに表現されると、リリース当時を知らない私からすると、少し引いてしまいます。
まあ、恋愛マスターでもある、ジョナサンの「愛」について味わうことも、彼のライブの醍醐味です。
当日は、照れずに楽しみたいと思います。