久寿餅は餅じゃない！？

三月前

春の和菓子

繁忙期

僕も妻も

工場に入ります。

夜

トイレに行こうと

裏のお勝手の戸を開く

息子が椅子の上に立ち

ひとり驚く

なんかあせって隠してる

自分も昔

経験あるあせり

近づくと

レンジ見られないように

なにもしてない

なにもしてないと連呼

なにかしてますよね笑

なんだよと

レンジ見たら

オンザ

ターンテーブル直に

餅を置いていた。

そして

チンした。

餅を

何個

やったんだってくらいの

膨張と広がり

見た目

もはや

ナンだ。

また

机を見ると

うちの売り物のきなこを

勝手に二袋あけて

きなこ餅のスタンバイしてる。

全て見たら

息子は

ごめんなさい〜と

べそかきだした。

工場に家族

遅くまでいて

息子は、ひとり

腹すかせていて

高いところにあるレンジ

母が、よく作ってくれる餅を

見様見真似で

頑張ってやったようです。

餅が熱いし

とれないし

どうしようとしてた時に

こわい

お父さん登場。

餅、とれないからというので

餅は餅屋、

久寿餅屋の社長が取ってやる

任せておけ

素手でいった。

久寿餅と違って

餅は、粘度激しく

手にくっ付く

すんごい熱いので

ビビった。

息子よ

何分加熱したんだってくらい熱い

指に、くっつき

あっちぃあっちぃと言えないくらい

マジあっちぃ

男は黙って取るもんだと

親の背中見せて

頑張った。

餅を持ち上げた

皿に向かった

きなこの皿に

入れようとしたら

皿が

小さすぎる

そこで

熱すぎて

耐えられず

テーブルの上に

置いてしまった。

指に残る餅の残骸が

マジ熱い。

餅のトラブるが起きたら

皆さん、素手は危険だ。

久寿餅とは

勝手が違うこと

久しぶりに再確認できた。

これから同じことが

起きる可能性のある皆様に

参考にしていただけたら

僕のヤケドも報われます。