奈良県吉野郡天川村で6月7日に日野自動車さんと共に行われた新型デュトロ林業ダンプ走行テスト。

路面勾配が30%を超える森林作業道を前後進で駆け抜けた新型デュトロ『吉野EDITION』でしたが・・・

少し課題も残りました。

『旧型高床四駆ダンプ』は「直結式四駆システム」(フロントとリアの駆動力が同じ)なのに対し、新型デュトロの四駆システムは直結式とは異なる四駆システム(フロントタイヤ左右各自にプロペラシャフトが付いている)です。

それが直結式よりもタイヤの切れ角が大きいので小回りが断然効くのですが、森林作業道内の滑りやすい泥濘面があるとフロントとリアのタイヤ駆動力(回転数?)が違う為、リアタイヤが「直結式四駆」よりスリップし易い事が確認されたのです。

作業道の泥濘部分を重機等で取り除けば!スリップは回避出来るのですが・・・。

 

なれば、新型デュトロも「直結式四駆」と同じく、前後同一駆動力になれば解決出来そうなのですが・・・

日野自動車デュトロ設計担当者さんによると、駆動システムが異なるのでキッチリ同じ駆動力には出来ないそうで・・・。

 

あともう2つ!!

 

新型デュトロ『林業ダンプ』は低速トルク重視の為、高速道路の走行時にもエンジンが高回転になり燃費が悪くなるデメリットも存在しました。

それを解消するには現行の前進5速を6速化する事で性能的にはクリアするのですが・・・ミッションの問題等・・・、課題もあります。

それは次期仕様への課題・宿題となりました。

残るあと1つ!

 

『林業ダンプ 購入補助金』の問題です。

 

全国自治体・市町村が各地の認定林業事業体に対し「新型高性能林業機械」の購入を助成する補助金(購入額の25%~60%助成)があります。

勿論!!日野デュトロ『吉野EDITION』も補助対象なんです。

 

なんですが!

 

『各年度内購入希望申請!当年度内納車で決済!』との縛りがあります。

これにより現行発注後の納期がほぼ1年近くかかる新型デュトロ『吉野EDITION』と『林業仕様車』!

間に合わなくて購入補助金が使えない場合が殆どなのです!!

 

先に述べた様に『急勾配登降坂性能』『悪路走破性能』『林業機械とのセット作業』を特化改良を施し、日野デュトロ『吉野EDITION』は特注製造で販売されています。

 

反対に急勾配空車登坂能力の乏しいデュトロ標準四駆ダンプの完成車『横綱ダンプ』とは走行性能に雲泥の差が証明されました。

されましたが・・・購入補助金が使えない事態なのです!!

 

これを解消させる為に、デュトロ『吉野EDITION』のボデー、一次架装メーカーさんとの規格統一化や事前受注確認等・・・、

『当年度内受注納車』が実現できる様に!!

企業間の枠組みを越えて折衝を進めていく予定です。

こうやって生産側も『何とか補助金対応になる様に!!』努力をしています。

 

今後はやはり!林業県であろう自治体!

特に急峻な山地が多く森林作業道をある程度の急勾配で開設が必要な地域の林業県自治体さんには『年度内交付申請』の縛りをもう少し柔軟に対応をお願いしたいです。

 

メーカーさんによれば、林業用では無いが大型トラックやバスで年度を跨いで申請交付される導入補助金もあるそうです。

 

そのあたり!!

 

是非とも各自治体様!!市町村様!! 検討をお願い致します。

 

以上で三部作、おしまいです🤗

 

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