今日ご紹介するのは、今冬に間伐を実施した自社林。


10年強前に一番最初に森林作業道を開設し、手入れ遅れ気味だった森を間伐したエリアです。
前回間伐した時よりも木が成長して大きくなり、素性の良い杉桧になっていましたウシシビックリマーク

↑搬出シーンです。

で、運び出したその間伐材達…。
どれだけ、何処へ嫁いていくのか??じっくり解説させて下さい!また、森林作業道が現場と直結する事で事で、間伐材を効率的に集材して搬送できるため、色々な用途の材を出荷する事も可能になっていることも書きたいと思います。

まず!市売や直販をする間伐材の丸太…伐り倒し、重機で道端に寄せて来るまでに、その木の一番値打ちがある部分(高く売れる部分)からサシを入れ、玉切り、ダンプで搬出し、大型トラックが付けられる場所まで運びます。

今回は杉を昨年末に伐り、葉枯らしをかけて素材の色が綺麗に!かつ軽くなる様に放置、乾燥させています。
なので時間が後になる程、乾いて運び易いので、桧から片付けて行きます〜。

で、元玉と優良二番玉を、桧の柱材を作る製材所が近くに多くある原木市場へ運び、セリにかけて販売します。

 

それと並行して、桧の注文頂いている適材を、直接製材所さんへも販売します。

その次に!
杉の値打ち部分を玉切り、運び出して来ます。

8メートル越えの長尺材や、市場からの注文材を優良二番玉と、少し桧材も混ぜ大手林業会社さんの原木市場へ運び、コレもセリにかけて販売します。

コレらを運び出すと、土場に下ろした原木の半分以上が無くなります。

 

後は、優良二番玉より細い部分、曲がりや腐りのある部分、穂先、元曲がり材が残って来ます。

その中から杭屋さん向けの小丸太、杭等、小径木を扱う製材所さんへ、市場へ出さない細い直材を販売します。

 

その後に残った曲がり材。
曲がり材も綺麗な曲がりの桧丸太は、
皮を剥ぎ、再び林内にて乾燥を促します。


『梁、柱用林内乾燥材』として、主に工務店さんリフォーム用に加工し保管、乾燥をかけておきます〜。

はたまた、その後に残った曲がりや腐り等の欠陥材。

その欠陥材も木工品や薪を取るなら最高の部材になります!

 

最適な元玉の曲がり、腐りを取った端材までしっかり搬出して薪や木工品用として使い切ります。

暖炉屋さんへの大量納品は、パレットに入れて出荷します。

暖房、ストーブ、キャンプでの料理や焚き火などに使用されます。

 

それさえ取れない丸太は…、

申し訳無いですが…でも!!

皆様の使う電気になってもらう様に、チップになり、バイオマス発電用燃料になってもらいます〜。
近年の過度な木質バイオマス発電所の建設には、安易で乱暴な皆伐促進や、山が荒れることによる自然災害の増加にもつながる事も多くなると考えます。

そこで私たちは、バイオマス発電所向けの材を極力減らすための活用を日夜考えています。林業事業体の参考になるような、発電用材だけでない事業の多角化に必要なアイデアをない知恵を絞って考え続けています。

そして…


残るのは枝、葉っぱキラキラ

これも全てとはいきませんが、自社で販売しているアロマ用の精油や蒸留水に姿を変えてもらい、ブレンド等精製してお客様の元へ!

当社が間伐している自社林の木は、殆どが私の人生よりも長く、私の生まれる前から吉野に誕生し、先代杣人達が汗をかきながら大切に育てられて来た木達です。
その中から間伐として絶命させ、運びだし頂いた木の命を、出来る限り!無駄にならない様、色々と考えながら細分して使わせてもらっています〜ウシシ!!


まだ時代が進んでも、技術やテクノロジーでは取り返せない…

『その木にかけた時間と手間』の価値。

大切に使ってあげたいと思っていますニコルンルン

 

 

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いつもありがとうございます。
持続可能とGOOD LIFEのために出来ること!
こちらも〝ポロ〟ッとご覧くださ〜いグリーンハーツ



インテリアにもなるティッシュです♬



夏を前にPOLOのTシャツフェアー!!



 
オオカミは、自然界の頂点に君臨し、自然のバランスをとり、家族を愛し、仲間の絆を大切にする動物です。〝ポロの森 おおかみ舎〟は、日本オオカミが最後に暮らしていたとされる東吉野村にある自社工房です。
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