映画ブレードランナーの原作本です。映画は旧作、新作とも観たので興味を持っていましたが原作は今まで読んでいませんでした。このタイトルは原題の直訳でもう少し気の利いた題名にすればいいのにと思っていました。内容から「逃亡アンドロイド殺人事件」「反逆アンドロイド」とか言うとべたすぎるので「アンドロイドの憂鬱」なんてどうでしょう。だめ?

 

1969年に出たSF小説で50年後の2019年が舞台ですが、2023年の今でも空飛ぶ車は一般的ななっていませんし、ロボットはいますがアンドロイドはまだいませんね。でもコンピューター系は現実の方が進んでいると思いました。ソ連とかレニングラードなどなくなった国や都市名が出ているのは興味深かったです。内容は映画とはだいぶ違っていて映画を見ていても違う物語として楽しめました。本の方がハッピーエンドでした。