化石燃料の燃焼などによる人為的活動による地球温暖化は気候を研究する世界の科学者の97%が支持している科学的コンセンサスです。残り3%の人の中には科学として温暖化の別の要因が大きいと訴えている人もいるでしょうが、センセーショナルな題名で本や論文を出して注目を集めたいだけの人もいそうです。地球温暖化の話は科学の話で、政治的立場の話やイデオロギーの話ではないのに、それらに結び付けられているのは残念なことです。

 

世界中の国が行っている温暖化防止=空気中の二酸化炭素を減らすための基本的な対策の一つがが需要の電化(ガソリン車をEVに変える、石炭ボイラーを電気ボイラーに変える等)と電源の脱炭素化(化石燃料による発電から太陽光・風力・地熱等の再生可能エネルギーによる発電への転換)です。

 

国産製品のみでこれらの対策が実施できればいいのですが、残念ながらかつて世界一だった日本の太陽光パネルは価格でも性能でも中国製には太刀打ちできないですし、EVも日本製品の世界的競争力は強くないので、ある部分は外国製を使ってでも対策をするのは合理的な選択です。一方温暖化対策の実行は私たちが産業革命以来過去200年に渡って燃焼してきた化石燃料のために、今後千年に渡って私たちの子孫が高温の激甚化した気候の中で暮らすことのないように今すぐ行わなければなりません。

 

テレビや街頭演説やネットでのコメント等を見聞きしていると、地球温暖化という現実やその対策について理解しないままに、変に堂々と批判している人が多くいます。竹田恒泰氏はテレビやネット動画でよく見る人で、この人の主張への賛否はいろいろとありますが、現実をよく見極めた論理的な話し方をしているという点では共感したりなるほどと思ったりすることがあります。ただ、この人の再エネに対する批判的な発言は事実認識が足らずに(あるいは自身の支持者にうけるようにあえて言っている?)いただけないっと思っています。繁華街で演説していた人は「地球温暖化は嘘でした!」と断言していましたが、なんでそんなことが言えるんでしょうか・・・。ネットの温暖化対策批判のコメントを見てもひどいものが多いです。