今回のテーマは・・・中途半端に終わる事を、予め伝えておく(苦笑)
仏教を大きく2分して大乗仏教と上座部仏教が存在する
大乗仏教はチベットから中国へ渡り、その後、朝鮮半島や日本に伝えられた仏教だ
一方、上座部仏教は主に東南アジアで広く浸透している仏教だ
と、私は長らく理解してた
ところが、最近、インドネシアは東南アジアであるにも関わらず大乗仏教であるという事実を知った
今回の鳥見旅では、その一部でも触れる事ができれば嬉しい
と、事前に密かに楽しみにしていた
インドネシアの主な宗教は、現在イスラム教であり全体の87%も占めている
次がキリスト教で11%
この2つの宗教でインドネシア全体の98%
仏教は完全に少数派へと衰退していた事を知った
これでは、現地人に、『何故、大丈夫仏教なの?』
と、質問しても碌な回答が得られるわけが無い(苦笑)
今回の旅行で、唯一、仏教色を感じたのは、私のロッジの部屋の飾り物くらいだったが、これも、仏教なのか?
定かではない
因みに、大乗仏教と上座部仏教に2分されると書いたが、以下が仏教の宗派毎の分布図のようだ
赤が上座部仏教。薄紫(ネパール)、青(チベット、モンゴル)、そして緑と黄色(中国)を総称して大乗仏教と呼ばれているようだ
この絵図からの勝手な想像だが、やはり、インドネシアの大乗仏教はベトナムのそれと同じく、インドから直接伝わったとは考えにくく、中国からベトナム経由で伝わったとみるのが妥当と想われる
時代は760年以降頃
空海が中国は渡った、わずか40年前にインドネシアで大乗仏教の寺院が建立された点でも、その経緯は推し量られるというものだろう
ジャワ島に現存する8世紀に建立されたボロブドゥール寺院の見事な建造物を残して、インドネシアから仏教は、ほぼ灰燼に帰した事は、仏教の終焉の1つの物語としては知っておくべき事だろう