今回は仏教の深奥部の話になる
従って、内容に・・・自信はない(苦笑)
ただ、素人である私であるが故に、私でも理解できる言葉で密教を考えて行きたい
まず、日本の密教は空海から始まる
現在では密教=真言宗(空海)と天台宗(最澄)の2宗派を指す
しかし、元々は真言宗という宗派を空海が独自に日本で開いた段階で、日本で広く知れ渡ったのだ
中国の天台宗を忠実に日本に持ち込んだ最澄は、後に空海に教えを乞い、天台宗に密教を取り組んだ経緯がある
そして、空海は最澄と同じ時期に中国へ渡り、現地の中国密教を学ぶ事で真言宗の中心的な教典と言える『大日経』と『金剛頂経』とを日本に持ち帰る
密教では大切な教えを説くための胎蔵界曼荼羅の中心に鎮座するのは、真言宗で大日如来だが、天台宗では釈迦如来となり、そもそもが違うのである
このように説明すればするほど、果たして真言宗と天台宗を、ひとくくりに『密教』と呼ぶのには、いささか抵抗感を感じるのは私だけであろうか?(笑)
天台宗の最澄は人徳優れた人物ではあったが、基本的には中国にあった天台宗をそのまま日本に持ち込んだに過ぎない
偉いのは最澄の弟子達だ
中心的教典である『法華経』から、いくつかの派生した教義を増殖させつつ、発展していった
それが日本の天台宗なのだ
鎌倉仏教と呼ばれる宗教の開祖達である法然や栄西、親鸞、道元、日蓮は、全員、天台宗徒として比叡山で学んだ後に独自の宗派を切り開いた面々だ
密教が庶民のレベルに下りて来る最大の功績は、やはり、『調伏』『厄除け』『祟り除け』ではないだろうか?
しかし、ウィキで調べても天台宗にも真言宗にも、あまり、これらの事柄に関する記述が乏しいのも、本当は興味深いとは思っているが、勉強不足のため、これ以上の突っ込みは入れられないでいる
もっと、勉強してから改めて記述する事にする