昨日、河出書房新社から宅配便で本が送られて来た
出版会社とはお付き合いの無い私である
怪訝な気分で開封してみると、出て来たのが・・・
『雨の自然誌』だった
私の鳥仲間である通称Tingさんの母親が翻訳された本だった
私のような者にまで、お送りいただくとは・・・
ただただ、恐縮するばかりだ
私はTingさんを通じて翻訳家という職業と、その仕事ぶりを知る機会があった
単に英語の達者な方が英語から日本語に文章を変換する
そんな単純な作業ではないのだ
もちろん、専門用語を理解する所からスタートするが、著者の文章に込めた思いを日本語に置き換える作業は、広く著者を理解し、著作を作る背景を理解し、その世界に翻訳自身が耽る事で、初めて翻訳できると言うのだ
本の帯には『人間に命を与えて来た「雨」の科学と文化史のすべて』
と、有った
きっと、Tingさんのお母様は、雨に関する科学を、この本以外にも多く勉強されたに違いない
心して読もうと思う
読書の秋に素晴らしい本を得た気分だ