オイリュトミーの授業 | 名古屋シュタイナー土曜学校  山里の森

オイリュトミーの授業

オイリュトミーは、魂の体操といわれる運動芸術です。
シュタイナー教育のあらゆる教科と関連し、

子どもの発達段階に即した内容で学びます。


喜びを持って動くことから体という楽器を

自分のものにしていきます。


  名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森


1年生 

幼児期の名残の時期ですが、歯の生え代わりとともに

学びたいという意欲があふれます。

オイリュトミーでは、

世界を形作っている源の動きを体験します。

   名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森

 
 

2年生

幼児期に別れを告げ、自分の周りが少しづつ見えてきて

他社の服装の変化等に、気づくようになります。

左右に分かれた動き、集団からグループへ、

そして私とあなたという、

一番小さな世界と向き合うことを通して

自分と世界が分かれて行くことを体験します。

   名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森

 

3年生

9歳の危機と言われる時期です。

急に不安げになったり、怒ったり疲れていたりと

子どもたちは様々な変化を見せます。


しっかり地上に降り立つことで子どもたちは、

自分固有の内的空間(心)を作り始めます。

その心はまだ生まれたての赤ちゃんですので、

周りとの境界がはっきりしていません。


そこでオイリュトミーでは、腕や手・足・フォルムなどの

交差の動きを通して、

内と外との境界をしっかりさせていきます。

   名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森

 

4年生

カモシカのようにとても軽い子供たち。

自分の心を少しづつ育みます。

音楽を自ら奏でることも始まります。

抽象思考への入口として、正面向きで動くことを学び

世界や言葉・音楽の成り立ちも体験します。

   名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森


 

5年生

心も体も均整のとれた時期がやってきます。

そして、世界の美しさを十分に味わいます。

美しいものの代表としての幾何図形をたくさん動きます。

   名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森


 

6年生

思春期の入口で、特に女の子は整理の始まりで

心も体も少しづつ重さへと移行します。

沈み込んで行く前に、ここでしっかりと全身を感じて

立つことを体験します。

   名古屋シュタイナー土曜学校 やまさとの森



こどもたちは、

自分達が必要としていることに

ぴったりと出会ったときには

たとえそれが難しくても

貪るように喜んで取り組みます。


         ~オイリュトミー担当教師文:一部抜粋