手仕事の授業~1年生 | 名古屋シュタイナー土曜学校  山里の森

手仕事の授業~1年生


模倣の力の残っている1年生から2年生にかけて、

棒針編みができるように導きます。


子どもたちは、メルヘンを通して編み方を身につけます。

自分でリズムをつかみ、加減を体で覚えていきます。

両手とも同じ道具を使う棒針編みを繰り返すことで、

左右のバランスをとり調和を促していきます。


編み物は、手が頭に自分自身で

働きかけることができる唯一の行為といわれます。

また、目がひとつ落ちたら成り立たない編み物は、

集中して作品をつくりあげることも学びます。





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最初に、羊毛という素材に触れ、

においを含めた質感を味わいます。

そうして、感覚器官に働きかけながら、

羊毛を撚って双糸の毛糸をつくります。

つくり出した毛糸は、手仕事の袋に通して使います。



次に、指編みでマフラーをつくりました。



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道具を使い始める前に、

自らの手で糸のひっぱり具合を感じながら

加減を覚えていきます。

きつすぎても緩すぎても、

うまくは編み進められないことを学んでいきます。


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 指編みを終えた子どもたちは、
 ガーター編みのボールを編みます。

 

一見難しい棒針編みですが、

模倣とファンタジーの力を借りて、

頭ではなく手から自然に習得していきます。



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 ガーター編みの鍋つかみ

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           笛袋
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       マフラーと笛袋
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   ガーター編みのにわとり

(仕上げは教師が行いました)




~2012.3月作品展より