本場の焼酎を求めて鹿児島へひとっ飛!!

 

住 所  鹿児島市樋之口町10-17

TEL  099-225-0962

営業時間 18:00~23:00

定休日  日曜日

 

 

 鹿児島空港に降り立つ。ソテツ椰子の葉っぱがゆらりゆらり。「おじゃったもんせ~」と迎えてくれているよう。

 

 本場の焼酎を本場のよか店で飲む。そんな志を胸に向かうは「ぶんご」さん。

 

 暖簾をくぐると、浅黒く、彫りの深い、まさに九州おやじという大将がやさしい笑顔で迎えてくれる。

 

 瓶ビールにお通しは「苦瓜と人参の塩揉み」。

 

 振り返れば、「村尾」と「佐藤」の四合瓶が3段棚にずら~り。他県ではお目にかかれない眺め。

 

 遠路はるばるの旅。村尾ボトルでお願いし、お湯割りでと伝える。

 

 お湯を注いで、村尾をトクトク、トクッと存分に注ぐ。ほっこり立ち上がる芋の香にまず浸り、おもむろに頂けば、うんうん。これを求めて、やってきたんだ~とつくづく思う。

 

 「県外から来られる方は、大概ロック水割りなんですよ~」と大将。「そうなんですか~」というと、「地元の人は、ほとんどお湯割りなんですけどね~」と教えてくれる。

 

 飲み方を褒められたようで、なんだかピッチも上がる!!

 

 「キビナゴ首折サバお刺身」(写真上)をお願いする。すると大将が「キビナゴは、時期でないときは酢味噌。今日のは醤油がいいよ」という。

 

 銀色が目映いキビナゴ醤油で頂く。身が張っていて、甘みと旨味が融和した上品な味わい。なるほど、これが本物。

 

 屋久島産という首折サバは、その名のとおり捕獲後すぐに首を折ったもの。身が締まっていて味が濃厚。

 

 そして、村尾をすすれば言うことなし!!

 

 40年以上も前から村尾に惚れ込んで、ず~と応援してきたという大将。その縁で、こうしてボトルが並ぶ。

 

 気風が良い、男気がある、大将お人柄がそのままお店の雰囲気をなしている。大将と肩組んで村尾を持ち上げて、今宵もはじけてしまう~。

 

 鹿児島は、ほんまよかとこですたい!!