~ ディープな場所のディープな酒場にて一杯!!
住 所 秋田市大町5-2-14
TEL 018-866-0050
営業時間 18:00~翌日3:00
定休日 日曜日
秋田随一の繁華街「川反」。そこの小路のそのまた奥にある「川反5丁目小路」。数件の飲み屋が肩を寄せるように並ぶその中の一軒「酒菜おかだ」さん。
板張りの戸を引けば、カウンターに立つマスターが「どうぞ、どうぞ」と迎えてくれる。そして、「荷物は、そこにどうぞ、どうぞ」。奥の小上がりは、当座の荷物置き場に。
カウンターは座布団付きの椅子。ビールは生ビールのみということで、中ぐらいのコップで、とりあえず一杯。
お通しは「おでん」。関西風の出汁に、ちくわ、こんにゃく、厚揚げ、昆布、そして玉子が半分。
それにしても、マスターとの距離が近く、店内も、一見雑多のようでマスターのこだわりが感じられ、まさにディープな酒場。
料理のメニューは、大小2つのホワイトボードに。飲み物メニューはなく、お願いするのは、マスターお勧めの両関銀紋。日本酒は、秋田老舗酒蔵の両関銀紋と由利正宗の普通酒2種類とのこと。
このザ・日本酒に合わせるのは、「マグロやまかけ」(写真上)。上に乗るウズラの卵と青のり。見栄えも味も中々イケる。
気になっていた目の前にある一升瓶の「松露」。残念ながら、常連さんのキープということで、「黒霧島」のお湯割りに「ふくたち菜」をお願いする。
白菜を真冬に育て“とう立ち”させた秋田の特産野菜「ふくたち菜」(写真下)。マスターからは「ごま油と醤油に鰹節をふりかけてみて」と直伝。なるほど、優しい甘さとシャキシャキ感が際立ち、焼酎のピッチが一気に上がる。
マスターと“たいあん弁当”の美味しすぎる唐揚げの謎で盛り上がっていると、賑やかな声とともに女性2人と男性1人が来店。常連らしき3人組が座り、これで、カウンターは満席。
追加した「出汁巻き玉子」も絶妙な味加減で、かなりの腕前。ちゃちゃっと手際よく作ってくれる料理は、どれも美味しい!!
気さくで話し好きなマスターを慕って、夜な夜な集う常連さんたち。今宵も日を跨いで賑わう予感。
たまには、こんな“やんちゃ”なお店も悪くないだろう!