~ 土曜日の夜は、馬肉と焼鳥で、お晩酌!!
住 所 秋田市保戸野通町7-1
TEL 018-866-9541
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜日、祝日
「唐茄子(とうなす)」は、“かぼちゃ”の別名。関西では、「南京(なんきん)」とも呼ばれる。そんな名前のお店に今夜は探訪。
近所に土地勘のある知人のお勧め。
引き戸を開け、暖簾をくぐれば、カウンターの中に立つママさんが、にこやかに迎えてくれる。お店は、お一人で切り盛り。落ち着いた空気感に、早くも期待大。
「瓶ビール」をいただきながら、“おいしいもの”と書かれた黒板としばし、にらめっこ。マグロ刺やくさや、エスカルゴ、チーズなど、多彩な酒肴が20種類程。
「焼鳥」をチョイスし、日本酒を伺うと、「秋田の純米酒が3種類あります」とのこと。お願いしたのは、初見の「福小町 Junmai60 一回瓶火入」。
「焼鳥」は、予想に反し、串に刺さらない、いわゆる「鶏肉のソテー」。
皮がパリパリでなんとも香ばしい。塩味のシンプルな味付けが、ワイングラスで供される芳醇・旨口の純米酒「福小町」によく合う。
カウンターお隣に座るのは、若い男性一人客。彼も、初めての来店という。
3人目を身籠った奥さんから、「偶には一人で飲んできてもいいわよ」と言われ、ここの暖簾をくぐったと教えてくれる。
彼は熱燗派らしく、「両関・銀紋」のお銚子が並ぶ。
こちらは、冷たいお酒「福禄寿 十五代彦兵衛 純米酒」を追加し、「馬刺」をお願いする。
「馬刺」(写真)も予想に反し、分厚い“角切り”スタイル。
キメが細かく柔らかな肉質。旨みたっぷりの上質な味わいが口いっぱいに広がり、お酒が一気に進む。追加の純米酒3杯目は「天の戸 美稲(うましね)」。
気さくで楽しいママさん。黒板には、ママさんのお人柄を感じる、電子レンジでニンニクをチンするという「ニンニクチン」なる珍名メニューも並ぶ。
料理、お酒どれにも値段が無いが、心配ご無用。平日は、単身赴任中のご常連さんも多いとか。
今宵は、土曜日。雪も、ちらほら寒風に舞う。
若い彼は、そろそろと、満面の笑みで、帰りを待ちわびる奥さんのもとへ。
こちらは、「卵焼き」と「白和え」をお願いし、芋焼酎のお湯割りで、あと暫し。
若輩者は、大人の酒場で、まだまだ修行を続行!!