~ 酒好きの琴線に触れる、うまい酒と酒肴が堪能できる空間!!
住 所 秋田市中通4-13-12
TEL 018-827-4217
営業時間 18:00~24:00
定休日 月曜日
店名は、中々の難題。そう、その名は「丿貫(へちかん)」。
秋田駅前の暗がりの細い路地に、赤提灯がよく映える!!
開店早々の来店にして、既に活況の様相。
とりあえずの「瓶ビール(中)550円」に「黒毛和牛ホルモン煮込み 600円」をお願いする。
甘辛のきりっとした醤油味。素材そのものの美味しさが引き立つ味付け。ビールが一気に進む!!
お品書きには、酒好きなら、間違いなく踏破したい25銘柄が並ぶ。
「ど・れ・に・しようか」。この難題に、まずは「寫樂 純米酒 630円」をもっきりでお願いし、「お刺身盛り合わせ 1,200円」を追加する。
会津の銘酒「寫樂」は、和梨のような味わいの後、フレッシュな旨みをほんのり残し、スッと切れていく。
「お刺身」は、本マグロに、アカイカ、酢〆イワシ、クロダイ湯引き、ヒゲタラ昆布〆の5点盛り。どれも、ひと手間ふた手間かけられていて、うまい酒が、また更においしくなる!!
カウンターの中では、バンダナ姿の男性2人が料理を担当し、同じくバンダナを巻く2人の女性スタッフが店内を忙しく立ち回る。
女性スタッフから「希少なお酒です」といただいた、これも会津の日本酒「飛露喜 特別純米 630円」。
辛口ながら、芯にしっかりと米の旨みを感じる威風堂々とした酒質。
2018酒造年度全国新酒鑑評会では、福島県の金賞銘柄数が第1位となり、7年連続の日本一に輝いている。ちなみに、秋田は、第2位。
秋田の日本酒もよく揃う。
秋田県北の地酒「山本 ターコイズブルー 660円」を追加し、秋田の珍味「棒アナゴ焼 900円」(写真)をお願いする。
“棒アナゴ”とは、深海に生息する本名「キタクロヌタウナギ」を丹念にヌメリをとって、天日干ししたもの。食感は軽く、エビの殻ような旨みと甘みがある。
深みのある味わいの中で酸がはじけ、切れ味鋭い「山本」は、まさに、打って付けのお酒。
お店では、お客さんはもちろん、店主もスタッフも、みんなとても楽しそう。
世俗を離れ、何事にも囚われず、自由に生きたという茶人「丿貫(へちかん)」。たぶん、酒好きの彼も長居をしてしまうに違いない、この空間。
そんな妄想をしつつ、秋田の銘酒「雪の茅舎 本醸造 400円」を、とりあえずもう一杯。