室町時代に遡る鹿角の伝統料理との巡り逢い!!
 
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住 所  鹿角市花輪字上花輪170-2
TEL  0186-23-2255
営業時間 11:00~21:00
定休日  不定休(予約制)
 
 店名にあるけいらん”。それは、鹿角で室町時代から伝承されている精進料理
 
 本日は、鹿角いにしえ”に思いを馳せつつ、一杯。
 
 美人の女将さんに、にこやかに迎えられ、奥の小部屋に。
 
   掘り炬燵の和室には、絢爛豪華な着物が飾られ、テーブルには、郷土満載の料理がスタンバイ。
 
 小雪舞う今宵も、まずは、「瓶ビール600円」。
 
 元々魚屋さんだったというこちらの料理は、野菜が中心の薄味で、お酒が進むものばかり。お刺身に、カブト焼き、牡蠣の黄身和え、湯葉鍋、などなどなど、これでもかという品数で、7千円(二人分)。
 
 女将さんが「今日は、鯛一匹をまるまる使ってます。」と説明してくれる。
 
 熱々のけいらん”(写真)が運ばれてきたところで、熱燗千歳盛(一合徳利)600円」を注文。
 
 「今日のけいらん”は、特別に紅白にしました!!」と出してくれる。
 
 こし餡クルミ胡椒を包んだお餅に、そうめん舞茸三つ葉が入るお吸い物。上品な出汁甘ピリ辛お餅のコラボは、想像以上にイケる!!
 
 「椎茸だと、出汁の色が黒くなるので、舞茸に限るの。」という女将さん。確かに、澄んだスープの底のけいらん”の紅白が見事に映える!!
 
 3本目熱燗も、そろそろ心許ない分量となり、冷酒「千歳盛 生貯(300ml)800円」をお願いする。
 
 それにしても、女将さんのお話がとても楽しい!!
 
 「マインランド尾去沢での出来事」、「先日、旅番組のロケで、女優の中山忍さんが来店されたこと」、「鹿角栄枯盛衰」などなどなど。
 
 土鍋で炊かれた「鯛めし」のあまりの美味しさに感服しつつ、焼酎お湯割りを所望する。
 
 お隣で、息子さんカフェ「TANAKAYA」を経営。そこでは、気軽にけいらん”を単品で味わえる。
 
 息子さんの趣味のいい絵画や雑貨に囲まれ、ジャズを聴きながらの一杯。これもまた、いとをかし!!