墨田区にて、和から洋まで揃う美食のお店
 
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住 所 東京都墨田区本所3-22-12
TEL  03-3829-3751
営業時間 17:30~22:00
定休日  日曜、祝日
 
 
 墨田区といえば、今や、世界一自立式電波塔“スカイツリー”と相成るが、「向島」辺りもめっぽういい。
 
 「見番通り」に点在する趣ある料亭や、迷路のように入り込む路地に残る独特建物群蠱惑(こわく)な風景にすっかりになってしまう。
 
 気がつけば、あちらこちらで灯りがともり始め、そろそろと向かうは「わくい亭」さん。
 
 真っ白で清楚な暖簾をくぐると、店内は奥深い。ロングなL字カウンターテーブル席。そして、その先に小上がりがある。
 
  カウンター席に収まり、まずは「ビール大瓶700円」。一気に喉を潤し、こちらの名物という「メンチカツ600円」をお願いする。
 
 店内では、女性お二人が注文を担当し、カウンターには、マスターママさんが立つ。
 
 ほどなく届いたメンチカツ(写真)は、手のひらより二回りも大きい、なるほど巨大サイズキャベツの山盛りとポテトサラダもつく。
 
 サクッと軽い揚げ具合で、旨みがギュッと詰まる。“端麗タイプの日本酒も合いそう”ということで、「〆張鶴 特別純米650円」をチョイス。
 
 お客さんが、次から次へとにこやかな顔をのぞかせては、席が埋まっていく。常連さんたちママさんとの何気ない会話が心地いい。
 
 お酒は、新潟のラインナップが充実。「千代の光 特別本醸造600円」を追加し、合わせるのは、「エシャレット浅漬け400円」。“かりっ”と歯ごたえがあり、漬かりすぎず、さりとて浅すぎず。これがまた酒を進ませる。
 
 店内の黒板には、「皮はぎ刺」や「煮穴子」などのに加え、「タンシチュー」や「鶏レバーパテ」など、洋ものも書き連ねられている。
 
  グラスワイン 白 各500円”の貼り紙を見つけ、ママに聞くと「白ワイン辛口です」とのこと。今夜は、ワインに突入。
 
    お隣の常連さんに真似て頼んだ「カニグラタン850円」は、カニの風味が濃厚な、なめらか~な絶品グラタン。
 
    マスターとママさんが手塩にかけて作る料理は、みんな頃合いよくとして品格がある。
 
    墨田区役所や、頭上に金色の炎オブジェがたなびく「アサヒビール」の建物が建つ一帯は、幕末の頃、わが秋田藩藩主「佐竹家」のお屋敷があったところ。
 
 秋田と墨田の“いにしえ”に思いを馳せながら、美食でいただくワインは、また格別においしい!!