今年度の作でくず米の動向は?
くず米とは・・・・
玄米を乾燥させ選別します。
このときに網目を使います。
栃木県では1.85の網目を使うのですが、網の上に残ったものが
製品に・・・
網の下に落ちたものはくず米になります。
言い方によっては米選下・・・なんて言う事もあります。
その年その年でくず米の品質は大きく変わります。
今年は、良くも悪くもない通常のくず米!
物流量が少なければ、当然ですが単価は上がります。
今年度はくず米の量は・・・少ない!
という事は・・・
単価は上がると期待していましたが
米価と共に単価は下落
何故?
今年は戸別所得補償の影響もあり米価は下がりました。
そのほか交付金が新たに付いたものもあります!
それは???
加工米!!!
10aあたり20000円もの交付を得られますので、
生産者はこぞって加工米を生産します。
これは当然な事。
結果的に、今までくず米を買い入れていた業者は、
加工米を買いに走りますので、くず米の希少価値が下がってしまうのです。
どう考えても品質の良い加工米を買い入れた方が良いですものね。
それの背景には数年前に起きた事件!
MA米の事故米騒動!
これにより業者はより品質の確立されたものを要求しますので、
作付の増えた加工米に・・・
加工米の行方は?
我が家で集荷された加工米の大半は、酒屋に
お酒の原料になるそうです!
今年度のくず米の単価は例年の半額近いもの
私個人的なお話になるのですが、今回のこの制度は
農家さんの役に立っているのでしょうか?
疑問が残ります!
やり方はもっとあるはずですよね
農家さんのための所得補償はもっと深い物を追求してもらいたいものです。