『 写真家 山崎エリナが撮影する檜枝岐村 写真日記 』令和元年の檜枝岐歌舞伎・愛宕神祭礼奉納上演
『 写真家 山崎エリナが撮影する檜枝岐村 写真日記 』
〜令和元年の檜枝岐歌舞伎・愛宕神祭礼奉納上演 編〜
檜枝岐村の雪解けから春が訪れ始めた5月12日。
令和元年はじめの檜枝岐歌舞伎・愛宕神祭礼奉納上演
270年以上の伝統を受け継いでいく
檜枝岐歌舞伎を支える千葉之家花駒座。
役者ひとりひとりの情熱、
伝統を受け継ぐ責任と伝承をし続ける使命をもって舞台へあがる。
また裏方で支える方々の姿にも魅了させられる。
千葉之家花駒座を守るという思いが溢れ、
役者の衣装の着替えだけではなく、演じる所作、
衣装での座り方ひとつも実践し
新人の役者に何度も見本を見せながら教える。
そのひとつひとつの姿にシャッターを押す手が止まり、
見惚れるほどに感銘を受けた。
写真 山崎エリナ
(ブログ、ホームページ掲載の写真は無断転用転写の禁止)
新人の女性役者さんの智代さんと彩夏さんは本番前の緊張の中、
丁寧に確認し合っていた
期待の星のふたり今年はしずくちゃんが役者デビューしました
いつも笑顔がとってもカワイイ
こうして舞台裏も見て自然と歌舞伎のことを覚えていくのでしょうね。素晴らしい!!
舞台裏では星昭仁座長が奏でる上演のお知らせの太鼓が力強く鳴り響く
国指定重要有形民俗文化財「檜枝岐の舞台」での上演のはじまりはじまり
舞台清めの「寿式三番叟(さんばそう)」で開幕
群青色の空に月が浮かんできた頃、観客の拍手が鳴り響く
姉妹がお互いに思い合う心、母が子を思う心、いろんな思いが交差し、
犠牲心や正義と悪などを描いた演目
「玉藻前旭(たまものまえあさひ)の袂(たもと)道春館(みちはるやかた)の段」
役者さんの表情に吸い込まれるようにシャッターを切りました。
母を熱演する平野あさのさん、
母が子を思う切なくも苦しい決断と思い、、、涙を拭い見入ってしまいました。
名刀の代わりに首を差し出す覚悟のシーン
桂姫の首を取られた母の「なぜ切ったーー!!」という声と表情に
胸が張り裂けそうになりました。
思い溢れる熱演
観客席からの大きな大きな拍手!拍手喝采
上演終了後
村長、座長、後援の方々、座員の皆さんで三本締め
和やかな雰囲気の時間と共に、夜が更けていった
夜空の星を見上げながら「檜枝岐の舞台」愛宕神を後にした。
すっかり私は檜枝岐歌舞伎の虜、
千葉之家花駒座の役者さんたちのファンです
写真と文 山崎エリナ
(ブログ、ホームページ掲載の写真は無断転用転写の禁止)
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