四代目市川猿之助襲名披露 六月、七月大歌舞伎に感動!! | 世界を旅する写真家⭐︎山崎エリナオフィシャルブログ

四代目市川猿之助襲名披露 六月、七月大歌舞伎に感動!!

市川亀治郎改め、四代目市川猿之助襲名披露!!
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どれも圧巻でしたが、「黒塚」で老女岩手実は安達原鬼女を演じられた四代目猿之助さん(亀治郎さん)に圧巻!!

7月大歌舞伎は桟敷席にて鑑賞。
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猿之助さんの老女の舞、舞踊。指先から、足の指先までが老女、繊細な呼吸と体に染み付いたリズムと滑らかさ、猿之助さんのカブク魂がそこに感じられました。
私は息を止め、一瞬も逃したくない思いで喰いるように焼き付けました。
ずっと見ていたいぐらい舞う美しさ、老女のふと見せる儚さの影と鬼女の毒々しさとが重なり合って、魅了させられました。
安達原鬼女への変身・・・頭に体に纏う重い衣装であろうと思われるのに、軽やかに且つ、鬼女の迫力ある動きと息つ”かい、足を床に叩き付ける音、すべてが会場中を引き込みました。
そして、大きな拍手が何度も何度も繰り返され、鳴り止みません。
私は興奮し過ぎて、呼吸することも忘れていました。

休憩時には舞台芸術を支える美術の方々の動きなど、そんな舞台を支える人たちのひた向きさも、お客様を感動させる大きな柱なんだと思いました。

周りを固める歌舞伎役者さん、市川團十郎さん、市川海老蔵さん、今回襲名された熱いエネルギーで満ちあふれている市川中車さん、可愛いお声でお客様の目尻が下がってしまう市川團子ちゃん、すべての皆さんも素晴らしかったです。
なんといっても!最後を飾る「桜門五三桐」の二代目市川猿翁さんのオーラと目に引きつけられました。
強く光る目の力、この目がカブク魂の源。

市川亀治郎改め、四代目市川猿之助さんにまた、芸術を志す美しさ、ひた向きさを教えて頂きました。

私はフランスに三年住んでおりましたが、その度に「日本てどんなところ?どんな文化?芸術?」ということを詳しく聞かれ、大変困ったことがありました。
表面的な知識はお話しできても、自分自身が体感したり、見たり、聞いたり、感じたり、その体験を伝えられないということは無知だと思いました。
それから、帰国後いろんなお芝居や芸術、いろんなジャンルの音楽ライブやコンサート、そして歌舞伎などを観劇するようになりました。私には欠かせない旅や歌なども・・・
まだまだ、歌舞伎に対する知識はないですし、伝えられることは限られておりますが、自身が感じたことをリアルに伝えられたらと。

素晴らしい日本の伝統歌舞伎、この時代に生まれた今を瞬間を感じることができる喜びに感謝です。

最近、感謝することが増える今日この頃です(^0^)

elina yamasaki