縁は異なもの リンポチェをご存じでしょうか | やまのブログ

縁は異なもの リンポチェをご存じでしょうか



 私がリンポチェという名前を初めて聞いたのは友人だったチベット人からでした 90年代半ばごろのこと ただ聞いていただけだったけれど昔のチベットの偉い坊さんなんだろうと思った チベット人にとっては尊敬の対象なんだろうけれど私にとっては遠い人 

 それが去年バシストに帰った時に私の非常に親しいインド人ブッディストから再びリンポチェのことを聞いて驚いた リンポチェは今この現代にいる それも私の手の届くところに

 「昔の人じゃないのか?」
 「昔からいる」
 「どういうことだ?」
 「リーインカーネーション」

 つまり 転生 ということです あなたが転生を信じるかどうかはあなたの心の問題ですがヒマラヤの人達は信じています このことについてはヒンドウもブッディストも変わりありません

 ところで転生と言えばダライラマもそうですね 皆様が信じるかどうかはともかく彼も転生した存在と周りに認められてその地位にいます 

 リンポチェについて日本に戻ってからネットで検索してみました ネットって便利ですね いろいろ出てきます 最初に生まれた時の名はパドマサンババ リンポチェは尊称です そういえばダライラマも尊称ですね 本名は別にある

 パドマサンババはチベットに仏教を広めた人物です チベット人ではありませんがチベット仏教の開祖なんですね 日本でなら最澄や空海のようなものでしょう そういえば空海も転生してくるようなことを聞いたのですが いまだ空海の転生と真言宗から認められた人物はいないようですね

 ネットで検索したところダライラマから尊称であるリンポチェと認定された僧が複数いるようですが 私の言うリンポチェはそれとは違います 転生と認められたリンポチェです チベット人でもありません 出身はラダックのようです もともとはリンポチェ(パドマサンババ)がチベットに仏教を広めた それからチベット仏教の最高指導者としてダライラマが生まれたのですから リンポチェの方が古いんです

 その現代のリンポチェが今はインドヒマラヤ州のある村(村の名の公表は控えます)に住んでいて私の非常に親しい者と付き合いがあるんです しかもリンポチェは絵心のある僧で曼荼羅も描いている 



 私はこのブログでバシスト絡みの記事を描く際に「家人」という言葉をよく使っています 「家人」は私にとって家族のようなものなのです もちろん血縁関係はありません 私は純粋な日本人だし「家人」は純粋なインド人です それでも家人は私にとってとても大事な家族なのです

 私にとっては妹のような奴がいます 昔は可愛かった彼女も今では2児の母親です その彼女が結婚した相手をD氏とここでは呼ぶことにします 

 去年私がカシミール商人から曼荼羅を買い集めていた私を見てD氏が言いました
「やま タンカ(曼荼羅)が欲しいなら なぜ俺に言わないんだ!」
「え?」

 D氏がブッディストだということをその時初めて知りました 以前にも言ったけれどヒマラヤ州はヒンドウの源流です バシストの村人はみんなガチガチのヒンドウ D氏はバシストよりさらに奥にあるパンギの出身だけれど当然のように彼もヒンドウだと思い込んでいた ところが彼はブッディストだった 
 家人からD氏はエンジニアだと聞いていました 機械やネットにも詳しい そして顔が広い 私がヒマラヤでネットができるのは彼のおかげです 加えてバスや飛行機のチケットも彼に頼んでいる 忙しい男でいろんなところを飛び回っているようですがブッディストとは知らなかった

 あらためて聞くところによるとD氏はリンポチェの調合した線香を持ってゴンパ(仏教の寺)を周っている だからリンポチェとも親しい

 これがリンポチェのホームページです
His Eminence Sey Rinpoche

 ちなみにHis Eminenceは日本語に訳すと猊下です そのスケジュールを見ると何年も更新していないようですが D氏によると最近は韓国から戻ってこの後ボンベイにいってその後に台湾に行き そしてスイスへ行くことになっているそうです 忙しい人のようですが、、、

 「今度リンポチェに会わせてくれないか?」
 「OK」

 縁は異なもの味なもの 私は今それを強く感じています

 例えば会うだけならダライラマにも会えます ダライラマの門戸はいつも開いているらしいですから でも 会ったところでそこでどうするの 私はメディアを通してダライラマを知っています でもダライラマは私を知らない そこでどうするの? どんな話が出来るの? 私はちょっと無理です 
 こういう時は紹介者が必要です でも私の知り合いにダライラマと付き合いのある人は誰もいない 

 D氏がリンポチェと付き合いがあるのは渡りに船です しかも私は曼荼羅を仕事にし始めたところです まずは曼荼羅について聴いてみようと思います 話が進めば私のことですから宗教内容に話の方向が変わるでしょう
 このブログを見続けている方なら私が宗教内容に並々ならぬ関心を持っていることをご存じでしょう こういってはなんですが私はブッダやキリストの世界観 彼らの宗教観を私なりに理解しているつもりなのでリンポチェと会えるのが楽しみでなりません
 以前の記事でも言ったことですが私は宗派には特に興味はありません 私が興味を持っているのは本質的な世界観 宗教観です
 この世界は何のためにあるか 宗教の目的はなにか それが私の興味の対象です

 最後になりましたがそのリンポチェの描いた曼荼羅をD氏を通じてオーダーすることが出来ます
 「いくらだ?」
 「最低でも1ラークは出してくれ」

 1ラークは日本円で約20万です 興味のある方がおられましたならご連絡ください
cashewchand@yahoo.co.jp

 ちなみに20万円の中に私の利益は入っておりません 今のところ私はこれを商売にするつもりはありません もし商売にするなら私は最低でも100万の値をつけるでしょう インドと日本では物価が違いますからね 私はこういうものを安売りする気は全くありません それは失礼だと考えます
 今の私としてはお金より手土産が欲しいんです リンポチェと会う際にあなたの曼荼羅を欲しがっている人がいますと言えれば私は気分的にずいぶん楽になります
 私を助けていただけませんか