昔、ビッグコミックスピリッツで連載していたコラムを思い出しました。
名前忘れたな~。とにかく比較するというコラム。ホイチョイプロダクションの作品だったと思うんだけどなあ。○○天とかって名前だったと思うんだけど。

上段と下段に分かれていて、それぞれ同じことに対して上段の人はこうなる、下段の人はこうなる、という構成。例えば横浜に遊びに来た人でよく分かってないA君は横浜駅の周りで遊んでしまい、こんなもんかと思ってしまう。ちゃんと知ってるB君は中華街や山下公園などで正しく横浜を楽しめる、みたいな。

うん、これじゃ分からんなw
要するに対立する二つのキャラをもってきて、片方はこうなる、もう片方はこうなる、というのをとことん比較するコラムだった。美人とブスとか、新人とベテランとかなんでも有り。

それなりに面白かったのだが、ググってもヒットしないところを見ると、あまり人気は無かったのかも知れないw

私が印象深く覚えていることに、こんなのがある。コラムの第一回で次の問いが提示されていたのだ。

「無人島に一人だけいる人は幸せか否か」

どう思います?

答えは「分からない」だ。なぜなら、誰とも比較が出来ないから。

人が幸せかどうかは、他人と比べることでのみ確認できる、と言う訳だ。

なるほどなあ、と当時思ったものです。

すべては相対的であるというこの理屈。絶対的なものなど何一つ無いのだ、と。
アインシュタインの相対性理論に通ずる物があるね。

だから人は比較する。比較せざるを得ない。誰かと比較しなければ自分の立ち位置が分からなくなってしまうからね。

比較なんてするもんじゃない、と言っても仕方ないことなのでしょう、きっと。それが人間の性(さが)って奴なんですな。