今更ながら韓国総選挙で文在寅政権が圧勝したことに関して書いてみる。

 

実は私、ニュースウォッチャーであると同時に韓国ウォッチャーでもあるのだ。

 

去年の年末の段階では私は文在寅率いる韓国与党「共に民主党」は来年4月の総選挙で苦戦は免れないと考えていた。 大敗もあり得るだろうと。

ところが圧勝だ。何故か。

 

これはやはり新型コロナウイルスのパンデミックが功を奏したのだと思う。

戦争などの有事には現政権が有利になる物だ。

 

今、日本でも安倍総理の批判をすると責められたりする。

「こんな国難の時に安倍総理を批判してどうする。皆で安倍さんの元、力を合わせて乗り越えなければ」

と言うことらしい。

 

これは危険な発想である。

 

挙国一致になれ言うことだ。日本はかつてこの発想で愚かな太平洋戦争に突入していったことを忘れてはいけない。

皆が安倍総理に盲信してしまうと、安倍さんがおかしな事をしたら日本全体が悲惨なことになってしまう。

 

火事が発生した。まだ火は小さい。なんとか人手で消せるかも?というときに、安倍さんが間違って水の代わりにガソリンをかけようとしていたら?

国民も一緒にガソリンをかけるのか?かけないよね?安倍さんを止めるだろ?

 

・・・という話をTwitterで書いたら「それは飛躍しすぎ」と言われた。では安倍さんがコップで水をかけようとしていたら?バケツにしろって言うべきだよね?と言ったら返事は無かった。


 (5/16追記:ウソ。一回返信あった。今は確認できないけどね(怒)。確か「コップでも火事を消す努力で有ることに間違いない」みたいなことを言われた。どうしても安部総理を擁護したい模様。私は「いやいや、バケツというもっといい方法がありますよって教えるべきでしょ?」と書いたら返事はなかった)



しかし多くの人がこの方と同じように考えている。「今は安倍さんの元に集結して、共に力を合わせてコロナと戦っていくべきだ」と。

 

同様の発想が韓国内でもあったことは想像に難くない。

 

韓国では一時的に大量の感染者を出したが、その後早くに収束させたようだ。今ではプロ野球が開幕するほどだ。無観客ではあるが。

そしてそれを韓国国民は「文在寅のおかげ」だと考えているらしい。

彼らはいつものように得意になって調子に乗り、韓国の対応を「K防疫」とか言ってるんだってね。これが世界のスタンダードになるのだとか。そして「K貿易」もスタンダードにするんだとか。なかなかシャレが効いてるね。防疫と貿易・・・w


しかしそれは見当違いだ。

韓国がスゴいのでは無く、もちろん日本の死者が少ないのも日本の施策が適切だったからではない。

たまたま、たまたま東アジアの国が何故だか理由は分からないが、コロナに強かったのだ。

 

https://twitter.com/fet531/status/1256061108860760065

 

運が良かっただけだと思っている。

 

韓国は内政はダメ、経済はダメ、外交はダメだった。今年の始まりくらいまでは。それが定説だった。文在寅大統領の与党が勝てる理由が見つからなかった。だから一生懸命反日政策をとっていた。あの国は日本を批判すると人気が出る奇妙な国だからね。

 

でもさすがにそれだけじゃマズいだろうと思っていた・・・のだが、ここで圧勝。

文在寅にとってはコロナ様々だね。

 

言ってみれば文在寅に神風が吹いたと言うことだ。いや、神風邪というべきだな。

 

追伸:同様の理由で次の7月の都知事選、小池現都知事が圧倒的に有利になったと思う。私は小池氏再選の目は薄いと思っていたのだが。