あの日をつなぐ | Sawasdee Azu

Sawasdee Azu

バンコクでポーセリンペィンティングに出会い、その美しさと優雅な魅力の虜に。
愛情込めて作品作りに取り組んでいます。
また、スポーツではゴルフ、日々の暮らしに欠かせないエッセンシャルオイルを楽しみながらの日常を綴っています。

サワディーカー

昨日の夕方、無事成田空港に到着しました。
曇り空でしたが、春の空気を思いっきり吸って 
足取りも軽やか音譜音譜

そして、懐かしの自宅に帰宅したわけですが
なんと、お部屋がびっくり仰天な状態にポーンゲッソリ
落ち着いていられる場所がありませんえーん

夕飯抜きで速攻お掃除プンプンひたすらお掃除プンプン
という状況で一時帰国第1日目が
スタート致しましたDASH!DASH!


お部屋もちょっとづつ落ち着き、、、

今日は
こちらのチャリティイベントへ
行って参りました。


東日本大震災 チャリティイベント 
【あの日をつなぐ】

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第一部は
3年にわたり記録した3Dドキュメンタリー 
「TSUNAMI」の映画鑑賞

2011年3月11日
あるご家族のストーリー。
その日の午前中は、お孫さんの30日のお祝いで
おじいちゃん、おばあちゃんは赤ちゃんを抱っこし、パパもママも神社の階段を一段一段上がる
お幸せなご様子。
写真撮影におさまったにこやかな笑顔。

そして午後の津波、、、
両親が避難したと思われる建物が流される瞬間を偶然目にし
一瞬で死んでしまった、、、
と感じたそうです。
悲しみに浸る感情もない程
凄まじい波の速さ、勢い、高さで
自分の身を守ることに精一杯で
だったそうです。

あれから5年の月日を経て
赤ちゃんは5歳に成長され
お宮参りしたあの神社の階段を
1人で上がっていく姿が、、、 

あれから5年、まだ5年、、、

ついさっきまで一緒に笑っていた 
大切な家族を失う
悲しみを胸にそれでも前に進む姿には
やはり心打たれました汗


第2部は
ピアノのミニライブ。
シンガーソングライターの鈴木愛さんは
5年前から釜石を訪れては
老人ホーム等で童謡を歌う活動を
続けているそうです。
優しいピアノタッチでした。


そして、プログラム最後は
池上 彰さんの講演会
「これまで、そして、これからの日本」

現在もフリージャーナリストとして  
ご活躍中ですが、
お話に無駄がなく聞く側とのやりとりも
お上手で、素晴らしい講話でした。

なかでも印象的だったのは
釜石では、”津波てんてんこ”と呼んでいる
教えがあり
それは津波が来たら、個々に逃げるビックリマーク 
を意味するそうです。

被害を未然に防ぐにはこのような取り組みが
必要ではないかと群馬大学の教授から
子供達への教えが始まったそうです。

どのような内容かと言いますと
●まず、大地震が来たら津波が来ると判断する
●家へ避難するのではなく、個々に高台へ避難する。
しかし、子供達は両親やおじいちゃんおばあちゃんを思い自宅に戻ろうとする。
一方、自宅にいるおじいちゃん、おばあちゃんは
逃げれなければ死んでも仕方ないと言う。
しかし、未来を担う子供達を救う為には
その考えであってはならないと教授が話をする為に足を運んだそうです。

家族でそうゆう時にはどうしたらいいか
考え、話し合い、信頼関係を築かなくてはいけない。
よって、子供達が離れた場所にいても
親、祖父母の行動を信頼し想像し行動できるから。
●実際、当日その日
公衆電話の側で女子中学生が大地震を感じ
→津波がくるの判断→中学校のグランドに戻り
仲間に高台へ避難しようと呼びかけ→避難途中の小学校の生徒にも呼びかけ、手を繋いで避難したという経緯があったようです。

今では、三重県でも”津波てんてんこ”の
取り組みがあるそうで、 
こちらは歌バージョンらしいです。

生き延びる事ができた私達の使命として
美しい豊かな日本を未来に 
バトンタッチできるよう、
忘れることなく

「覚えていく事」
「応援していく事」
が大事なのではないかと
仰ってました。

物産品の購入とささやかな募金をし、
今日1日を振り返りながら帰路につきました。


ご訪問ありがとうございました。