この週末は天気が良ければ待望の木曽駒ヶ岳に登ろうと画策していた。



しかし木曜日から金曜日にかけてまとまった降雪があるとの予報が出ている。


ヤマテンの大荒れ情報でも、その影響で土曜日にかけて千畳敷カールは雪崩リスクが高いとの情報が。



千畳敷は先日の大雪の時に居合わせて、2日目に素晴らしい景色を堪能した一方、雪崩の跡なども見つけたりして、やっぱり雪崩地形なんだなぁと実感していたところだ。



(日本雪崩ネットワークの動画よりキャプチャ)


日本雪崩ネットワーク制作の動画を見ると、千畳敷カールは雪崩リスクがない場所なんてどこもないということがよくわかる。



実際、八丁坂での雪崩事故なども起きている。



雪崩に巻き込まれて完全に埋没した場合、18分以内に救出された場合の生存率は91%だが、1時間になるとわずか20%まで落ちるらしい。



一応、ビーコンは持っているが、これがあったとしても発見してもらえる保証など全くない。やはり雪崩は怖いものだ。


一方で、現実に雪崩に遭遇する確率を考えれば大丈夫なんじゃないかという気持ちも心のどこかにあったりする。


まさに正常性バイアスの典型例。


人間、誰しもこの厄介な正常性バイアスに支配されてしまうことが往々にしてあるわけだ。


今回は何とか正常性バイアスを払拭して、木曽駒ヶ岳のプランはキャンセルすることにした。


代わりにどこに行こうか思案中。明日明後日は、天気予報との睨めっこになりそうだ。