昨年5月に金時山に登ってから、1年4ヶ月、ついに念願であった北アルプスデビューがやってきた。
本当は8月に燕岳で北アルプスデビューを果たそうと画策していたのだが、残念ながら台風の影響で流れてしまった。
というわけで、北アルプスデビューの舞台は西穂高岳。と言っても、我々が目指すゴールは西穂独標だ。
西穂高岳(標高2,909m)は13ものピークを有するギザギザの形をした岩峰で、そのうち11峰がいわゆる西穂独標(標高2,701m)と言われるピークだ。
独標から先は格段に難易度が上がるコースとなるため、我々のような初心者は独標をゴールとして目指す人が多く、YAMAPでは、北アルプス岩稜登山の登竜門としてコースが紹介されている。
そういったこともあり、年初に息子と話して、富士登山、涸沢カールと並んで今年の目標の一つとして設定したものだ。
今年の2月には、冬の北アルプスを肌で感じる企画として、息子と2人、特急あずさとバスを乗り継いで、新穂高を訪れた。
新穂高ロープウェイに乗って、展望台から冬の北アルプスの美しさと怖さを感じたのはもう半年以上も前のことだ。
今回も冬の時と同じく新穂高ロープウェイを使う計画だ。コース設定としては、西穂高口から西穂独標を目指して、西穂山荘のテント場で一泊したら、帰りは西穂高口ではなく上高地を目指して下山するというもの。
ロープウェイからの日帰りピストンでも良かったのだが、息子としてもせっかくならテント泊をしたいというのと、涸沢に向けて一度上高地を視察してみようということで、このようなルート設定となったわけだ。
ちなみに、実際にテントを背負って歩く経験をする前は、上高地から西穂山荘を目指して、そこでテント泊をしてから独標を目指すプランも考えた。
新穂高ロープウェイがメンテナンスで動いていなかった期間があって、西穂山荘のホームページでも上高地からの登山道は長年時間をかけて整備してきたので、ロープウェイが動いていない時期もぜひ!といった記載があったので心が動いていた。
しかし、テント泊装備を背負って歩いてみた結果、自分の実力を考えると、上高地から登るのはやめておこうと考えを改めるに至った。もう少し鍛えてから、上高地からのルートもチャレンジしてみたいものだ。
というわけで、ロープウェイを活用しつつも、下山は上高地へ向かうという良いとこどりルートで初めての北アルプスを満喫したいと思う。
今回は登山計画編ということでここまで。次回は登山の様子について記すこととしたい。
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