しまんとジャーナル Vol.34 ―喫茶Watch― | しまんとジャーナル by 山沖興産

しまんとジャーナル by 山沖興産

しまんとジャーナルでは四万十市で見つけた素敵だと感じたヒト・モノ・コトを中心にアップしていきます。次はアナタのところへ取材させて頂くかもしれません。

【しまんとジャーナル Vol.34】

「扉の向こう側にある、セピア色の景色」


四万十市では古くから親しまれている喫茶店が京町にあります。以前は数多くあった喫茶店も段々と減っていく中で、今年42年を迎えた喫茶店「ウォッチ」さん。昨年から店主となった篠川ひとみサンは先代のマスターが守ってきたものを残しつつも、新たなカタチでお客さんとの交流にチャレンジしています。「一杯のコーヒーを通じて、お客さんに笑顔になって貰いたい。」と話す篠川さんから喫茶店に対する思いに迫ります。

会話を楽しみながらコーヒーも楽しめる。


本日のオススメは「ヘーゼルナッツラテ」

―人気のアレンジコーヒーについて。

―本日のオススメ“ヘーゼルナッツラテ”はどんなコーヒーですか。

「ヘーゼルナッツの香ばしさがコーヒーに合うと思うし、エスプレッソにミルクが3/4なので飲みやすいと思うオススメのアレンジコーヒーです。」

 

―意外と知らないかもしれませんが、テイクアウトは価格がお手頃ですよね。

「ブレンドは450円やけど、テイクアウトは250円やけん買いやすいと思う()

 テイクアウトを思いついたのは、海辺の日曜市に出店し始めてからやね。」


―コーヒー豆が高騰していると思いますが、価格の変更の予定はありますせんか。

「今はね、据え置き() 卸しの業者さんの企業努力で仕入れ価格を上げてないから、まだそのまま。消費税が8%になった時にブレンドを含めた一部の飲み物を50円アップしてね。すっごく迷うたがやけど、値段を上げて今の状態を維持する方を選んだやけどお客さんも理解してくれててね。ありがたい事ですね。」

 


 ▼自然光が差し込む店内。  


奥なら1人でゆっくり読書も出来そう。


―マスタ―がこだわった喫茶店への思い。

 

―お店は今年で何年目を迎えますか?

父はね、お客さんと話さないというヒトやったけん。長々お客さんと話したりすると怒られたりして、特定のお客さんを贔屓にしないっていうのを大切にしよったヒトやね。」

 

―篠川さんがお店を継ごうと思ったのはどうしてですか。

「地元に帰ってから、お店を父と一緒に手伝いながらやっていたので、ごく自然な流れやったね。」

―昨年から店主になって、変わった事はありますか。
「今まで以上にやりがいも感じるし、自分がしたかった事も出来るしね(笑)」

▼モーニングセット 500yen


▼カレーセット(コーヒー付き) 950yen


―地元の手作りの商品をキッカケに会話が生まれる。


―玉姫様のテーブルなんかもそうですよね。

「毎月22日は玉姫様の日ながね。商店街で玉姫の会のお店がそれぞれに何かをやりよったがやけど、その時だけじゃなく継続的に出来る何かがないかと思いよって...。黒潮町の海辺の日曜日に毎月出店しようがやけど、そこで友達になったヒトや友達がコツコツ作りよう手作りのモノをお客さんに見て楽しんで貰いたい、という事で始めました。最初は数人やったけど今では毎月7~8人くらい参加してくれてます。」

 

―反響はいかがですか。

  毎月楽しみに来てくれるヒトも増えたし、お店を持ってない方が多いので普段あんまり見ることの出来ない商品も多いので好評ですね。」

―以前このブログでもご紹介した家具職人である山本サンとの出会いも偶然ですか。
山本サン は玉姫様のテーブルをやっている日に偶然コーヒーを飲みに来てくれて、「僕も木で物作りをやっている。」と話しかけてくれて、それがキッカケでレジ台をお願いして作って貰いました。  

山本さんが作製した棚に手作りのモノが並んでいる。


山本建具店 が作製したレジ台が活躍中。




―後半はパソコンが苦手だったと話す篠川さんが喫茶ウォッチの公式フェイスブックを始めたエピソードから、まだ誰にも語った事がない”夢”についてもお聞きします。


京町商店街の便利な立地にある。



喫茶「ウォッチ」
四万十市中村京町2丁目3番地
Tel 0880-34-5796
営業時間 AM8:30~PM6:00 

定休日 日曜日