「レトロな店内でジャズと珈琲を楽しむ」
先代のマスターの意志を引き継いで、お母さんと二人三脚で歩んできた篠川さん。昨年にお母さんが引退されてからは店主としてお店を切り盛りしています。今まで出来なかったことにもチャレンジしている篠川さんはとっても嬉しそう。後半は大人気となったフェイスブック から、誰にも話したことがないという「夢」についても話して頂きました。
▼インタビューに応じてくれる、篠川サン
―応援したくなるフェイスブックのこと。
―Watchさんのフェイスブック も大人気ですね。
「フェイスブックは去年、高知新聞の支局長さんが「いま、いちばん効果があると思う。」と勧めてくれて、思いきってやってみたら意外と簡単やと思うてね。」
―フェイスブックに篠川さんの人柄が出てますよね、篠川さんのイメージする喫茶店はどんな感じですか。
「私のイメージしてる喫茶店はね、男のヒトが新聞読みながらコーヒーを飲むっていう感じやけどね。ウチは段々と女性のお客さんがメインになってきたね(笑)」
―ウォッチさんのファンは多いですよね。
▼自然光が差し込む店内。
▼店内にはジャズが流れている。
―喫茶店の役割について考える日々。
―それはスゴイですね。
「10年振りに中村に帰って来たヒトが来てくれて「ここのお店まだあったがやね、良かった~。」言うて喜んでくれるがよ。そういうのもスゴク嬉しいしね。最近、喫茶店の役割って何なのかっていうのを考える。なくても良いのかもしれないし...。」
―何でもない日常を少しだけリセットしてくれる存在が喫茶店なんじゃないでしょうか。ずっと参加されてる海辺の日曜市はどんなイベントですか。
「毎月第2日曜日に開催されているイベントで、買って仕入れた商品じゃなくて手作りのモノを置いてるのが特徴やね。ゆる~い雰囲気がええで。遊びに来てって言いように全然来てくれんね。」▼ガラスの向こうにはJBLのスピーカー、パラゴンが鎮座している。
▼マッキントッシュのアンプ、圧巻の音響設備
―新しい出会いを求めて、初めての場所へ。
―すみません、今月は行こうと思います!どういうキッカケで参加に至ったのですか。
「偶然前を通りかかってからオシャレな感じやけん、行くのに勇気がいったがやけど、どうしても行ってみたくなって今では参加させて貰いようね。」
―異業種とのヒト達とのコラボというか、交流を大事にされてますよね。
「喫茶店て賑やかやけど、孤独な仕事ながね。お客さんとあんまり話すことって実は少なくて「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」くらいながね。色んな事をキッカケにお客さんと話したり出来るのは嬉しいね。」
―待つだけでなく、お客さんのところへ出向くことで新しい出会いがありそうですね。
「今までお店の中だけやったけど、「四万十の郷」とか「渡川病院」主催のイベントにも参加させて貰って、普段お店に来てくれないお客さんにコーヒーを出したり「お父さんに似いちょうね~。」とか声掛けてくれるヒトがおったりして、そういうのも励みになるね。」
▼ブレンドコーヒー 450yen
―いつか実現してみたい夢のこと。
―普段聞くことの出来ないコトを今日は聞かせて貰ってありがとうございました。
「わたし将来ね、クルマを改造して移動式のコーヒーショップをやりたいが。まだ誰にも話してないけどね(笑) イベントとか景色のイイところとかに行ってね...楽しいと思わん?」
―それブログに載せていいんですかね。
「うん、かまん。難しいとは思うけどね、昨日ネットで検索してみたら古いワゴンのワーゲンの画像がいっぱいあってね。そんなの出来そうな物件紹介してくれん(笑)」
▼メニューにはさりげないメッセージ。
喫茶「ウォッチ」
四万十市中村京町2丁目3番地
Tel 0880-34-5796
営業時間 AM8:30~PM6:00
定休日 日曜日