来る3月16日(土)、東京外国語大学(対照日本語部門)主催の研究会で招待講演を行うこととなりました。研究会はオンラインで公開されますので、どこからでも(海外でも)無料で参加できます。(以下のリンクをご参照ください。なお、参加には申し込みが必要です)

 

代名詞代用・呼びかけ表現の通言語学的研究 (対照日本語部門主催『外国語と日本語との対照言語学的研究』第40回 研究会) 
    2024年3月16日 14:00
    東京外国語大学

 

16:15-17:15

講演 山岡政紀(創価大学):

「発話機能論―会話研究における意義と展望―」

 

         東京外国語大学

 

主催の先生よりご自由に広報してくださいと言われているのですが、こうやってブログに載せるのは自分にとってハードルを上げることにもなります。というのも正直に申しますと、私は昨年来、時折発声が困難になる病気を患っており、1月に予定していた講演はキャンセルしてしまいましたが、その後少しずつ症状が緩和されてきて、どうにか今回の講演ではご迷惑をおかけせずに済みそうだと判断しました。4月からの新学期に向けての試金石としても、今回は元気にしゃべりたいとの決意を込めて予定通りの講演実施を計画しています。

 

何としてもこの講演を実行したいと思う理由の一つは、今回のご招待が大変有難いお申し出だったからです。ご依頼をくださった先生は長年お付き合いのあるベテランの先生ですが、私の「発話機能論」に大変関心を持ってくださって東京外国語大学の大学院生の皆さんにも勉強させたいとのことでした。近年、「配慮表現研究」の方で関心を持っていただくことが多いなかで大変貴重な機会であり、何としてもこのご厚意にお応えしたいと考えた次第です。

 

「発話機能論」は会話分析や日本語教育における機能シラバスなどに応用可能な基礎理論ですが、私自身のプロモーションが足りないと時折お叱りを受けることがあります。この機会にその意義や特徴についてしっかりとお話をさせていただき、絶好の機会ですので、関係の先生方、また気鋭のお若い大学院生の皆さまからも忌憚のないご意見やご質問をいただけたらと願っています。

 

しっかりと体調を整えて当日を迎えたいと決意しています。

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(2024.3.17追記)

おかげさまで昨日は無事に1時間の講演を滞りなく終えることができました。皆さまに心から感謝申し上げます。

当日使用した資料を貼っておきますので、ご興味のある方はダウンロードしてご覧ください。

 

「発話機能論―会話研究における意義と展望―」講演資料