セントスティーブンスカレッジには、現在5名の創大生が留学しています。男子3名、女子2名です。そのうちの女子2名は文学部生で今年度の春学期には二人とも私の授業を取っていてよく知っていたので、私が到着した直後にも会って様子を聞きました。

 

昨晩は男子も含めて5名全員と食事懇談をしようと「創大生の会」を呼びかけたのですが、男子2名は都合がつかず、残りの3名と一緒に近くのイタリアンのお店に行ってピザやパスタを食べながら懇談しました。

 

そうそう、ある方からインドの食事はどうなってるんだというリクエストをいただいております。私は大学の食堂で朝昼晩と3食、本場のカレー三昧で、その写真もたくさん撮ってあるので、そのうちまとめてご報告します。

 

学生たちはもういやと言うほどカレーをはじめとするインド料理を毎日食べているので、こういう時ぐらい少しは気分転換にということでイタリアンのお店に案内してくれたというわけです。

 

セントスティーブンスの秋学期は7月後半に始まるので、彼らは私より2か月以上先にここに来ています。しかも最も暑いときに来て、彼らの寮にはエアコンがなく、猛暑の夜は寝苦しくて眠れなかったとのこと。また、一人の学生は観光地に遠足に行ったあと、熱中症を発症して高熱が数日続いたこともあったとか。あまりリアルに書くとどこかでご両親がご覧になったら心配されると思うのでこの程度に留めたいと思います。しかし、一人が治りかけたらもう一人が発症してというような日々を励まし合い、看病し合って乗り越えてきたと。異国の地で倒れたときにどんな思いだったかと聞いたら「絶対に負けない!絶対に負けない!」と自分に言い聞かせていたそうです。

 

気候の問題だけでなく、食事、住環境、言葉の問題など、様々なストレスを感じながらも、創大生らしく懸命に生きている彼らに頭が下がる思いです。そして、そのなかで世界を知り、異文化を知り、そして毎日英語で友人とコミュニケーションを取り、グローバルマインドを育てているんですね。彼らにとって本当に貴重な日々だと思います。

 

私は幸いにも少し涼しくなってからここに来たこともあって、到着後の20日間、一度も体調を崩すことなく、食事もこちらの本場のカレーが口に合うし、生来のふてぶてしさと面の皮の厚さでほぼストレスフリーの生活を送っておりまして、この図々しさ全開で彼らの話を聞いてあげて共に笑い話にしてあげるだけでもここに来た甲斐があったなあと思います。私ぐらいじゃないでしょうか。日本にいたときのストレスがインドに来て解消したのは。

 

写真はお店から出たところで4人で撮った写真です。皆、いい表情をしていますね。ご両親やご家族がもしご覧になったら伝えたいです。「皆、元気いっぱいですから安心してください!」と。

 

(from left) Satoka, Chihiro, Hironori, YAMAOKA