デリーはとにかく人も車も半端なく多いというのが実感です。

到着した日、空港からセントスティーブンス校に向かうタクシーで体験したのは高速道路の慢性的渋滞でした。ただでさえ渋滞しているのに、隙あらば車と車の間から追い越して前に出ようという車が後を絶たず、混沌とした状態でした。車間距離が非常に接近していて、ドライバーたちは頻繁にクラクションを鳴らします。近くでクラクションを鳴らされるたびにドキドキするのですが、インドではそれが当たり前のことなんだそうです。写真をご覧ください。こんなに車間距離が近いんです!

デリーに来てから2週間が経ちました。この間、車やリクシャーがぶつかりそうになる光景は何度も見ましたが、実際にぶつかった場面はまだ一度も見ていません。ぶつかりそうでぶつからないのです!そう、皆、運転が上手なんです。ここには日本の道路の秩序とは全く異次元の秩序が存在しているようです。それから、車が多いことによる必然として、どの車もスピードがさほど出ていません。ですから、万一ぶつかったとしても大きな事故にはならなさそうです。

 

私たちの日常の足となるのがリクシャー(Rikshaw)です。日本から入った人力車が名前の由来だそうですが、オートバイで引っ張るタイプと自転車で引っ張るタイプがあります。本当に人力で引っ張るタイプはデリーにはありませんが、コルカタでは今でも人力のリクシャーがあるそうです。上の写真は今日の出がけにリクシャーの座席から撮ったものです。地下鉄の駅に向かってもらっています。今日は珍しく道路が空いていました。下は先日の遠足(excursion)の際に学生たちと乗ったリクシャーの車内です。

 

デリー大学の周辺には比較的交通量の少ない道路がありますが、そこには何と牛が歩いていたり、猿が大勢たむろしていたりします。

上の写真は2頭の牛が路上を歩く光景。向こう側に茶色の牛がいますね。下の写真には約20匹の猿が写っています。日本なら街に猿がいるだけで大騒ぎになりますが、ここでは誰も騒ぎません。猿もおとなしくて人間を襲うようなことはしません。

 

動物との共存はここでの必須要素かもしれません。大学のキャンパスには犬がいっぱいいます。犬と猿もとても仲良くしているようです(笑)

ゲストハウスの部屋の中にはアリがいっぱい入って来ますし、ヤモリが部屋の壁を歩いていたりします。大したことではないので放置して共に生きています。ヤモリの写真もありますが、あまり歓迎されないと思うので、載せません(笑)