連日のW杯、夜更かしお疲れ様です。


アルゼンチンが

決勝に駒を進めましたね。


決勝進出は2大会ぶりだそうです。

メッシはバロンドールを5回も受賞した

世界屈指の名プレーヤーながら、

W杯では優勝したことがない。


あと1回勝てば悲願達成となる!

メッシは今大会でいくつもの記録を達成中!


まがりなりにも、

15歳の時、両親に土下座し、

「アルゼンチンに残ってサッカー留学したい」

と言って単身サッカーをしていた身としては、

とても嬉しいこの頃です。


アルゼンチンに一緒に住んでいた

山岡家、家族LINEはサッカーでもちきり!

たまにイグアナの動画とか

送られてくるけど(笑)


アルゼンチンで僕が住んでいたのは、

ブラジルやパラグアイの国境沿い。

そんな理由から、よく、


ブラジルやパラグアイの地域選抜と

大会でぶつかる事がありました!


僕も当時、そこの地域選抜に選ばれて、

アルゼンチン代表のユニフォームを着て、


ブラジル代表のユニフォームを着てくる

ブラジルチームと試合をした。


国境沿いと言ったって、地続きなので、

ただの隣町のチームとの試合な訳ですよ(笑)

なのにコーチ達は気合い入っちゃって、

勝手に代表のユニフォームで試合させちゃう。

非公式でもやっぱ代表のユニフォーム着ると

盛り上がるんだよね(笑)


そこでコーチは優しくて、

「わざわざ日本から来てるヒロに」って

僕に背番号10を渡してくれた。


アルゼンチン代表の10番と言ったら

マラドーナも着けていた

誰もが憧れる絶対的エースナンバー。

僕がアルゼンチン人の中で

そんなに上手い訳はなかったけど、

心意気でそうしてくれていた。


サッカーが大好きで残ったアルゼンチン。

代表のユニフォームを着て

背番号10を背負い、

ブラジル代表(地域代表)と戦う。

サッカー小僧だった僕には

この上ない喜びだった。


前半しか出られなかったけど

あの時の日差し、あったかい風、

目に入る赤土を鮮明に覚えてる。


アルゼンチンの人達は時よりそうして

僕みたいな外国人という立場にある

マイノリティに花を持たせてくれるんです。


「メホル・コンパニェーロ賞」という、

"その年一番のクラスメイト"を

クラス会議で決める際にも、

概ねクラスの人気者が

決まりそうになっていた中、

ボーっとクラスの端っこに座ってる僕を見て

一人が「ヒロにあげようよ!」と言い出す。

するとみんなが一斉に、

そうだ!そうしよう!と賛同し

年に一度の栄誉を僕に譲ってくれちゃう。


全校集会で表彰され、

賞状まで貰って拍手喝采を浴びた。

祭り上げられただけなのに、

なんか手を振って応えたりした(笑)


アルゼンチンの人たちは、

人と違うことを受け入れて

立場の弱い人を理解しようとし、

なんなら主役にまでしてくれる。

そういう寛大なところがある。

僕はアルゼンチンが、

アルゼンチンの人達が大好きになった。


メッシがオランダとの試合で

とある事への抗議のパフォーマンスをした。

これもそうした精神から来るものだろう。

(詳しくは調べたら出てきますよ)


幼少期にそんな経験ができたのは

よかったな。


さあて。アルゼンチン。

優勝できるかな。

拍手喝采を贈らせて下さい。