2016年10月31日までに、静岡市保健所ははごろもフーズの
ツナ缶にゴキブリが混入していた事象を受け、はごろもフーズ側を
指導したとのこと。どんな内容だったのでしょうか。
問題のツナ缶は「シーチキンLフレーク」。
1.5cmほどのゴキブリが入っていたという報告を受け、
県の依頼で10月28日、該当の工場に検査に入りました。
保健所は害虫駆除の記録や工場施設を確認したのですが、
そこで見つけたのは、原料や資材を搬入するためのビニール製シートの
シャッターにある破れや穴でした。
でも、見つかったのはそれだけ、配電盤の中なども調べたが
虫のフンの形跡もなく、記録にも1年ほどは虫が捕獲された
というものはなかったと言います。
例のツナ缶は製造後約2年たっており、同様の申し出が(お客から)
ないということで、今回の混入は偶発的なものだったとして、
製品の自主回収はしないとしています。
う~ん、それではちょっと不安が残りますよね。
破れていたビニールシートシャッターは修理するのでしょうけれど、
対応としてはそれだけ?
1年ほどは虫が捕獲された記録はない、ツナ缶は2年前のもの・・・。
ということは、2年前にはゴキブリが捕獲あるいは存在した可能性は
やっぱりあるし、そこにはゴキブリの侵入口がどこかにあるということ。
1匹見たら100匹ひそんでいる、という話もあるわけで、
そこについて、ちゃんと対策をしていただかないと・・・。
あなたはそう思いませんか?
とはいえ、対策をする側に立つと、「難しいなぁ~。」と思います。
多分、工場側では害虫駆除の日を定期的に設けて、しっかり駆除
しているのだろうと思います。
それでも駆除しきれないというわけだから。
仮に追加的にゴキちゃんストップのような置き型駆除剤を
置いたとしても、ゴキブリの方が死に場所を選んで
死んでくれればいいけれど、どこで息絶えるかはわかりませんしね。
食品管理や検査を担う役人側としても「落としどころ」の難しい
問題なのかな、と思ったりもします。
いづれにせよ、消費者の安心を取り戻してもらいたいですよね。