コミュニケーションが苦手だけど仕事が居場所 | 山の実カウンセリングルーム・臨床心理士のブログ

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河内長野市にて「山の実カウンセリングルーム」を運営しています。 日々の感じたことや考えたことを綴っています。ホームページ⇒ yamanomi.com

「人付き合いやコミュニケーションが苦手」

「相手の表情や態度から気持ちを汲み取るのが苦手」

「興味のない話を聴けない」

「悪気はないのに相手を不快させる発言をしてしまう」

 

上記のような特性をお持ちの方は他者との関係を避けて社会から孤立した状態になりやすい面があります。

ではそういった方々が他者との関係を全く望んでいないかというと必ずしもそうではなく、一方で他者と関わりたい欲求を持たれていることが少なくありません。

そのような状態ですと焦燥感、抑うつ感、不安感が強まり、家にいてもゆっくりゆったり過ごすことが難しいです。

 

そういうとき「仕事」が居場所となり解決策になることがあります。

「こういう状態では仕事なんてとても無理だ」と思われるかもしれません。

しかし、「仕事」というのは「商品を販売する」「組み立てる」「限定された質問に答える」など、役割が明確になっている側面があります。

そういった枠の中での対人関係には安心感して居られる方には仕事が居場所となって長期的に継続できることもあります。