カウンセリングでは困っている問題がなかなか改善しないということもあります。
そういうときは、困りごとを図にしてみることが時に有効です。
クライエントはその問題の主役ですから、四六時中そのことについて考えています。
この「考える」というのは、主に言語で行っていることです。
しかし、言語は人を抜け出せない負のループに連れ込むことがあります。
一方、「図にする」というのは視覚化するということです。
同じ問題でも、言語で考えるのと、目で見るのとでは全く印象が違います。
その差が新しい気づきを生み、変化を生じさせることもあります。