この日は珠洲市へ | 山野ゆきよし日記

この日は珠洲市へ

 

 2月16日、朝イチの新幹線で金沢駅に到着、そのまま迎えに来てもらったクルマに乗って能登へ。

 道路状況は日に日によくなっていっている。日本の土木技術のすばらしさ。

 約束をしていた珠洲市立直小学校へ支援物資を届ける。わざわざ、地元の番匠議長さんも駆けつけてくれる。私たちと一緒に物資の運び出しを手伝ってくれる。腰の低い議長さん。

 



 実は、番匠議長をはじめとした珠洲市議会の有志一同で、ソフトバンク竹芝本社に視察に来てくれたこともある。皆さん、熱心に、質問もされる。その時から、好印象を持っていたが、改めて、今回、この議長さんのファンになる。

 この直小学校では、日本財団の資金提供でWOTA BOX(シャワー)が設置されている。お聞きをすると、多くの方たちがご利用され、大変喜ばれているという。ここでは、私が何か手伝ったというわけではないが、そんな話を聞くとうれしくなる。

 



 その後、市役所へお伺いをし、泉谷市長に義援金をお渡しする橋渡しを。市長、震災早々に私が珠洲市役所へスターリンクを設置に来たことを覚えていてくれて、改めてお礼をおっしゃってくださる。恐縮。

 



 こんな感じで、能登といくつかの経営者やNPO、支援団体の方たちとの間を取り持つのも、私の役割の一つだと思っている。

 来週、東京のあるNPOと別の経営者とから声をかけてもらい一緒に能登に入る予定。ちょっと調整が必要だけど。

 

 長丁場になりそうだ。ソフトバンクの一員としても、個人としても、背伸びすることなく、自分のできることを一つずつやっていく。

 

 余談を一つ。

 

 この日も移動の車内でオンライン会議、打合せをいくつか。仕事だけでなくボランティアの会でも、これまでも何回かある。皆さん、その様子を同じクルマの中で静かにご覧いただいた後、やっぱり、東京の会社だなあ、ソフトバンクだねえ、休まらんのじゃない、とおっしゃる。

 

 でも、車内での電話はできる限りしないようにしている。電話は車内の空気をこわすような気もしているから。まあ、どっちもどっちか。