被災地の中学校でのオンライン授業 | 山野ゆきよし日記

被災地の中学校でのオンライン授業

 2月5日、穴水町へ。穴水中学校においてソフトバンクが設置したスターリンクによるWi-Fi環境を活用したオンライン授業が行われる。その現況を、日経クロステックが取材をしてくれるという。ありがたい。スターリンク設置した弊社の理屈が分かる人間と、能書きを垂れる専用の私とが取材対応をする。

 

 

 日経クロステックとは、「さまざまな産業分野の技術者とビジネスリーダーに向けた技術系デジタルメディアです。」(日経クロステックHPより引用)

 

 日経ビジネスを長年、愛読している私ではあるが、さすがにこの雑誌は定期行動はしていない。レベルが高すぎでついていけない。

 

 さて、なんと穴水中学校においては、現在、中学生の授業だけでなく、穴水小学校、穴水高校の授業も行われているという。それぞれの学校の立地、避難所からの距離、自宅との距離等々の関係で、県教委、町教委、現場の先生方が工夫をして学校を再開される。私は、こんな柔軟な発想ができる方たちがいてくれる石川県の教育界を誇りに思う。

 

 取材には、穴水中学、穴水高校の校長先生も同席される。っていうか、なぜか私がついでに同席しているっていうのが正しい表記か。

 

 穴水中学の校長先生、開口一番、「今日が、まさに、スターリンクの威力を痛感した日でした」とおっしゃられる。

 

 本日、中学校において50名ほどでGoogle Meetで授業をした。ところが、学校Wi-Fiではパンクして最初繋がらなかった。そこで、スターリンクを利用したWi-Fiを活用することによって、ほとんどまったくタイムラグを感じることなく、快適な環境でオンライン授業を行うことができたという。

 

 しかも、録画をすることにより、ライブで授業を受けることができなかった児童生徒も、後日、その録画を見て勉強することができる。

 

 少々不謹慎な言い方になるが、コロナ禍が一つの転機であったかもしれない。いわゆる、GIGAスクール構想が前倒しで進展していたことにより、児童生徒はもちろん、先生方も違和感を持たずに、今回のオンライン授業も取り組むことができたといえよう。

 

 スターリンク及びルーターを設置した時期、台数、活用方法、課題(詳細は触れないが、ここは学校現場だけでの対応は難しい)等々、さまざまなやり取り。若いけれど、なかなか優秀な記者さんだった。

 

 校長先生のご配慮で、現場も見せていただく。もちろん、写真も事前に許可をいただいたもの。

 

 

 自分の所属している会社ではあるが、ソフトバンクはいいことをしているじゃないか。本当にそう思った。

 

 余談。

 ちょうど、この日、県教委の穴水中学校への視察があった。玄関先で、県教委の教育長、次長、また、同行された穴水町長、副町長、町教育長にもお会いする。旧知の方たちばかり、しばし談笑。

 

 えっ、山野さんどうしてここに?日経さんの取材ですよ、皆さんが視察された目的と一緒です、頼むよ、日経さん。

 

 いわゆる、つかみはOKってやつ。