【命の水「WATO BOX」のお手伝い】 | 山野ゆきよし日記

【命の水「WATO BOX」のお手伝い】

 1月8日、WOTA社が出している「WATO BOX」活用のお手伝い。のぼり旗に「仮設シャワー提供中」と出ている、わかりやすい説明。

 

 

 シャワーで使用した水を、特殊な6本のフィルターで、小さなゴミ、せっけんの成分、細菌、ウイルス、金属イオンなどを段階的に取り除き、AIがセンサーで得た情報を元に、どのような水処理をすべきかを自動的に判断し、機械を制御。最後に、塩素、UV(紫外線)でWHOの水質基準を満たすレベルにまで浄化し、その水は再利用されることになる。

 

 

 おおよそ、大人一人当たりシャワーで使うとされるとされる100リットルの水を100回再利用できるという。つまり、100リットルの水が用意できれば100人の方がシャワーを浴びることができるという。

 

 ソフトバンクはこのWOTA社に出資をし、私も、これまでいくつもの自治体首長に紹介してきた。昨年7月、秋田県を襲った豪雨災害でも大いに力を発揮してくれた

 

 その仮設シャワー。私は、震災翌日の1月2日から県に提案をし、馳知事もソフトバンク訪問の折に視察してくれていたこともあり、少々時間がかかったが、まずは七尾市において本格的に使われるようになる。珠洲市や志賀町でも設置。WOTA社とその販社、さらにソフトバンクが中心となってさらに広げていく。

 

 私は、この日は、七尾市においてその運営のお手伝い。元日の地震以降初めてのシャワーという方も多く、皆、口々にお礼の言葉をおっしゃってくださる。手伝っていてもうしい。あまりにニーズが多く、この日、急遽、2セットからもう一セット増設。

 

 ちなみに、この避難所のWOTA BOXを担ってくれていた販社の方たちの動きは素晴らしい。しかも若い。日本ってすごい。

 

 

 余談だが、この日も多くの方が、私を見て声をかけてくださる。握手を求められるだけでなく、一緒に写真をという方も何人かおられた。私との写真なんかはどうでもいいが、いろいろな意味でシャワーで汚れ、疲れを落とし、そんなことをおっしゃられるようになるくらいの気持ちになってくれたのだろう。

 

 「WOTA BOX」は、「命の水」の文字通り水先案内人でもある。