2016中国・韓国出張備忘録7 | 山野ゆきよし日記

2016中国・韓国出張備忘録7

 7月1日5時50分出発。大連空港から韓国仁川(インチョン)空港へ。その後、大型バスで移動。激しい雨。高速道路のサービスエリアで食事。さらに移動。

 15時15分、全州市の全北大学へ。イ・ナンホ大学総長はじめ温かく迎えてくれる。大学内には芸術大学もあり、特に、美術学科・産業デザイン学科からは金沢美術工芸大学とのこれからの連携について提案をいただく。

全北大学1


 全北大学博物館の中でも一般には立ち入ることができない収蔵庫にご案内いただく。何重にもロックされ、一年中室温も20度に保たれた部屋。5千枚もの木版。漢字のみのものやハングルも一緒に刻まれたものなど。

全北大学2


 現在、慎重に整理しながら世界文化遺産登録を目指しているという。一大学の博物館に保管されているというのだから、驚きである。

 17時、全羅北道庁へ。一昨年まで全州市長であったソン・ハジン知事が出迎えてくれる。市長時代は私と何度もお会いいただき、その都度、楽しいお酒を交わす。昨年は、石川県立歴史博物館において開催された「秋季特別展「朝鮮王朝-宴と儀礼の世界-」」の開会式にお越しの際、わざわざご連絡いただき、昼食を一緒にとる。

 そのこともあり、今度は私が訪問させていただく。市長時代とかわらぬ応対をしていただき、近いうちにまた金沢に行きたいといっていただく。

 お土産には金沢和傘をお持ちする。

全裸北道


 17時40分、全州市役所へ。キム・スンス市長に初めてお会いする。ちなみに、この日はネクタイと靴下は全州市の伝統工芸でもある韓紙(はんじ)で作られたものを身に着ける。ネクタイはともかくそのPRのたびに靴を脱いで足をあげてアピールする光景はなかなかの営業スタイル。 

全州市1
玄関で市長にお出迎えいただき、女性職員から花束も。恐縮。

 来年は姉妹都市提携から15年の節目の年。10周年の際は、ソン・ハジン市長より後輩の私が全州市にお伺いし記念式典を行っていただく。来年は、ぜひキム・スンス市長に来沢いただき金沢で式典を行いたい。その旨をお伝えする。大丈夫でしょう。

全州市2
お土産はやはり金沢和傘。大変好評。よかった。

 18時20分、全州市主催の夕食会。その後、バスで金浦(きんぽ)空港近くのホテルに移動。チェックインは夜中の12時頃。