小戸森さんちはこの坂道の上 櫻いいよ | 腹六分目の幸せ

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小戸森さんちはこの坂道の上 櫻いいよ

 

小戸森さんちはこの坂道の上(角川文庫)

 

あらすじ

 29歳のデザイナー小戸森乃々香は、福井の海沿いの町、急勾配の坂の上に建つ祖母宅の管理を頼まれ、思い切って引っ越した。この町には、昔住んでいた。「不倫の子」だなんだと嫌なことを言われまくって、いい思い出はないけれど。心機一転、新生活を始めた矢先、幼馴染の清志郎がふたりの子どもを連れてやって

きた!しかも調理担当の友人・漸も加わり、謎の同居生活が始まってしまう。乃々香は大いに困惑し振り回されるがーーー⁉

 

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あっちの町の新着案内にこの本が連ねてあって、ちょっと読んでみたいな~…と思ったのが始まり。ところがこの町の図書館には蔵書がないらしい。爆  笑 まぁ~そう言う事もあるでしょうね、何しろ田舎町ですから。そんなんで、リクエストに入れておいたのです。

何と!1週間もしないうちに “ご用意できました” と。

えっ?何で???

取りに行くと、この多摩地区でもかなり離れた町の判が押して

ある、びっくりでした。びっくり

どこかの情報で、東京都はこんなネットワークがすごいらしい。

小さな町にはそれなりのメリットがあるのかもしれないね。ニヤリ

 

乃々香の母親はテレビによく出ている人、そんな人が不倫の末に身ごもったのだから隠せるわけがない。

“不倫の子”と小さい頃から言われ続けてきた乃々香は、他人と

関わるのが苦手な大人に育ってしまった。

そんな乃々香を思ってのことか?祖母の策略とも思える、

幼馴染・清志郎と二人の子供、そして清志郎の友人だと言う漸との奇妙な5人同居生活、乃々香は振り回されながらも、段々人と関わることの楽しさに目覚めていく。

一人が良い、自由で良い、ずっとそんな生活を送っていた彼女が、気疲れしようがみんなと一緒が良い!と。

自分の気持ちを抑えて生活してきた彼女が、彼らによって少し

づつ本音が言えるようになり… 

みんな個性的だけれど、誰もがみんなのことを温かい目で見て

いる、最後は何だかほのぼのとしてきた。

 

言ってもしょうがないと口に出さずにいる人も多いですよね。

私も、肝心な相手には何も言えないのに、友達には愚痴って

いて… 迷惑だった人も多いだろうな?なんて思います。

今は、親への責任も果たしたし、気持ちの繋がらない人とは無理して付き合おうなんて思わなくなりました。この歳になったからそんな風に考えられるようになったのかもしれないけど。