与えていないと、受け取れない。 | 自分で自分の人生をデザインする方法

自分で自分の人生をデザインする方法

高校の先生を20年やる中で
3回うつ病を患い、そのたびに復活し、
今は旅館をやりながら
古事記を教えつつアドラー心理学を広めている
謎な人生を送っている人間がもがきながら掴んだ生き方のコツ

「どうすれば、上手に助けてもらえるのか?」。

 

 

ずっと考えていたテーマでした。

 

 

 

「上手に助けてもらう」のって、

ひとつのスキルだと思うのですが、

 

 

私はあんまり得意じゃないし、

 

多分、苦手な方も多いのではないかなと。

 

 

 

「人に迷惑をかけてはいけない」

 

という日本の空気の中では、

 

「助けてもらう=迷惑をかける」

 

と認識する人も多いような気がします。

 

 

 

でも、

 

人を助ける&人から助けてもらうスキルは、

 

生きていく上では必須スキル。

 

 

 

このスキルを上達させるの、

どうすればいいんだろう、

 

 

このテーマは、

ずっとぶらさげていたのですが、

 

 

 

YouTubeでコテンラジオを見ていたら、

 

 

 

地域の中に入って行って、

コミュニティを作る専門家、

コミュニティナース事業をされている

矢田明子さんの話の中に、

 

ヒント、

というか答えがそのまま示されていました。

 

 

 

 

 

 

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(36分11秒)
不思議なもんで、なんかこう、

 

 

いっぱい与えてないと受け取れないんですよ。意外と人って。
 

 

 

ちょっと深井くんのおじいちゃんを例に出して申し訳ないんだけど、
 

【おじいちゃんが先に誰かにいっぱい与える】

っていうことをアレンジしないと、

おじいちゃんは介護を受け取れないんですよ。
 

 

たとえば、おじいちゃんが大工さんで、得意なこと持ってたとしたら、

 


「いやごめんけど深井さん、

学生さんの、ここの軒下がさ、すごく傷んでて、

彼らお金あんまないからさ、ちょっと力貸してもらえませんか?」

 

 

って言って、
で、深井さんが手伝いに来てくれてて、

学生がそのおじいちゃんのこと、

ありがとうありがとうって言って慕ってたら、

 

その学生さんがおじいさんに、

 

 

「いやもう、力なりたいんでやらせてください!」

 

 

っていったら受け取れるんですよ。おじいさんはその世話を。
 

こういう人間の気持ちの動きってあるじゃないですか。


だからね、なんかその、手伝いに行くだけでは、人って輝けないんだよね。

 

 

その、それは、

子育て中で苦しんでるようなお母さんとかも、現象として全く一緒で。

 

 

長期的にはそのお母さんたちも、

誰かの力になれるっていう経験を通じて、

存分に、苦しんでいる子育ての、今の自分に対しての何かの支援を、ガボッと受け入れるようになっていうか。
それはあんまり、年齢に関わらずやっぱ起きてると思って。

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いやまさに。

 

 

先にたくさん与えておけば、


日本人が、つい感じる「申し訳ない」という気持ちを薄めることができて、

 

結果、

上手に受け取れるようになる。

 

 

 

 

自分の得意なことを、

 

たくさん人に与えることは、

 

人のためでもあるけれど、

 

長い目で見れば、自分のためでもある。

 

(「誰に与えるか」はすごく大事ですが)

 

 

 


 

確かに。

 

 

 

 

みんなが、自分の得意なことを「与えあう」共同体を構築できれば、

みんなが、心苦しさを感じることなく「受け取れる」んだなと、

 

 

 

長年ぶらさげていたテーマの答えが見えて、

嬉しかったのでシェアでした。

 

 

 

その共同体を作るのが難しい、

という課題はありつつも、

 

 

ここにしか答えはないのであれば、

ここはがんばろ。

 

 

 

 

みんなが自分の得意なことで輝くことが答えらしい。

 

 

 

 

 

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