10月7日にLAM患者と医師が集まるLAMフォーラムがありました。

 

毎年1回、東京と大阪で交互に行われているフォーラムで、今年は東京。私は恋人と初参加してきました。

 

 

恋人は寝不足だったようで、隣でうつらうつらzzz

私は当事者だけれど、正直まだ実感が湧いていないというか、時々他人事のように話を聞いていました。

 

 

気胸のこと、肺移植のこと、シロリムスのこと、難病に関する制度のこと。

 

私は気胸になったことがないのですが、胸水腹水に悩まされているので、そのことをフォーラムで知り合った人に話す度に「薬飲んだら楽になるよ」と勧められました。

 

 

フォーラムのあとの懇親会でも先生に満面の笑みで「楽になるよ(笑)」と(笑)

 

 

そしてなにより感動したのが、普段診て頂いている先生とビールを注ぎあい乾杯したこと…!

 

 

先生と患者が酒を飲み交わすことってあります?

こんなに距離が近い患者会だとは思いませんでした。

 

これも先生のお人柄なのかなぁと。

 

 

フォーラムでは精神的な意味で呼吸がウッと詰まる場面もありましたが、患者のみなさんが結構明るくてホッとしました。カラ元気だとしても。

 

 

「肺がぼこぼこで階段なんて登れないよ~」って言いながらも元気そうにしている方。

肺移植をされても今は笑顔で美味しく楽しくご飯を食べている方。

 

様々な苦難を乗り越えて今を明るく元気に生きている姿を見て勇気をもらいました。

 

 

「今を生きる」

 

 

簡単なようで難しい。

泣いている今も、笑っている今も、一生懸命生きている証。

 

 

今の私には何が出来るんだろう。

 

 

病気になってから毎日のように考えています。

今は、自分の身体を大事にしながら、周りの人も大切に、時間も大切にして、楽しいことをする。ときには困難にもちゃんと向き合ってたたかう。

これが生きるってことだよね。

 

 

LAMのグループLINEを立ち上げた頃にはメンバーは数人程だったけれど、LAMフォーラム後に知り合った人を招待した今は16名ほどに。

 

人によって症状も進行も違う、もちろん、生活も生き方も考え方も人それぞれだから色んな情報を得るうえで輪を広げたいなって。こういう人の繋がりって後々人生の財産になったりするんですよね。

 

 

そして1人じゃないんだって思える。

 

 

 

梅雨に入ってじめじめしてきましたね。

 

LAMの症状の一つ、腹部リンパ節肥大と痛みが私にとって今一番強い症状なのですが、以前から

 

 

「他の病気と見分けるにはどうしたらいいんだろう」

 

 

と悩んでいます。

 

 

例えば子宮の病気。

 

 

がんを含めた子宮の病気の症状を調べてみると、下腹部痛、膨満感、おなかぽっこり。

 

 

今の私の症状と同じ。

 

 

リンパ腫や肺の病気も。

 

 

下腹部が痛いのもリンパ節がいつもより腫れているのも、ちょっと呼吸が苦しいのも、今は全部LAMのせいにしている。

 

胸水が溜まるのもLAMだけじゃなくて、肺がんや結核、感染症等、色んな肺の病気によってそれは引きおこる。

 

もともと、LAMと診断される前はリンパ腫を疑われていたくらい。リンパ節の生研をしたからリンパ腫じゃなくてLAMだって分かった。

 

だから、人より他の病気に気付きにくい恐れがあるんじゃないかと。発見が遅れる可能性が高いんじゃないかって。

 

 

 

2年ほど前に先生にそれを相談してみたら、

「定期的に検査するしかないですねぇ」と。

 

 

それは分かっているんだけど…!

 

 

定期的にリンパ節の生研をする必要はあるのか。結構身体的負担も大きい。

 

 

 

そして最近下腹部の痛みが強く(割といつも通り)、若干の不正出血があり、疲れやすい気もして、これは病院行った方がいいのかなぁと迷っているところに、30歳になったということで区から健診のお知らせが届いた。

 

 

 

全ての症状をLAMのせいにするのではなくて、いつも通りだからと思うことなく、何か少しでも不安になったら検査をしてもらうのが大事なのかな。

 

 

他の人より神経質になってしまうし、医療費もかかるし、気疲れもしてしまうけど、早期発見出来るかが今後の人生大きく左右するし、調べたらLAMじゃなくてがんだったっていうのは悔しい。

 

 

 

長生きだけが良いとは思っていないけど、私はやり残したことが沢山あるからまだ生きていたいし、好きな人と長く一緒にいたいと思っている。

 

 

そんなわけで来週末、健診に行ってきます。

4月から恋人が栄養の専門学校に通い始めました。

私の健康を守りたい、病気の進行を少しでも遅らせたいとの想いから。

 

 

今まで持続してきた生活スタイルを変えることは容易ではない。

そして何かを手に入れるには何かを犠牲にせざるを得ないことからは避けられない。

それでも今を変えていきたいという強い意志と覚悟を恋人から感じ、自分はなんて素敵な人に出会えたのだろうと僥倖に巡り合えたようなそんな気持ちになった。

 

 

(でも恋人は肺が二つあることを最近知ったのはここだけの話。二つあると知った途端強気になったのか「一つ肺をあげる!」と…苦笑)

 

 

恋人は元々料理のポテンシャルがあるので、そこに栄養の知識が備わったら鬼に金棒。

 

 

専門学校にはもちろん劣るけれど、私もネットや本で栄養について多少調べていて、身体の健康に関して食べ物の大切さを痛感しているので口に入れるものは昔に比べて大分変った。

そのおかげか、お腹の痛みの頻度が以前に比べて減ってきているような気もします。

 

 

 

人の身体の細胞が全て入れ替わるには7年かかるそう。

今の身体があるのはきっとほとんどが過去の7年間の結果だ。

 

 

 

LAMと診断される7年前、ちょうど社会人になりたて、初めての一人暮らしで生活はいっぱいいっぱい。ほぼ毎日お昼はコンビニ弁当、夜はマックだったりスナック菓子とお酒で済ませたりと食生活はボロボロで、過去の自分に会いに行って泣きながら訴えたいくらい。

だからこの結果は自業自得なのかもしれない。

 

 

 

LAMだと診断されてから約1年半が経つ。

その間、胸水や腹水による肺やお腹の痛みに悩まされながらも、お陰様で手術をするような大きな出来事はなく平穏に暮らしてきました。

 

 

それでも進行していくことは不変の事実で。

 

 

同じ患者さんでブログに書いてあった肺移植についての話。

 

 

「肺移植を受けるとこまで進行すると

呼吸苦から殺して欲しいと言われることがあると先生はいっていました。」

 

 

こんな言葉を聞いて何も思わない人はいないですよね。

LAM患者の誰もが抱える恐怖と不安と私も闘っていく。

いつかは迎えるであろう未来、もしかしたら避けられるかもしれない未来。

 

 

どちらに転んでも、「いま」を懸命に生きていきたい。

悔いの残らないように。

 

 

 

昨日は3か月ぶりのレントゲン検査&診察でした。

 

前回の右胸の胸水は肺の3分の1ほどを占めていましたが、今回の結果はなんとほぼ無くなっていました!!

 

思わず「やったー!」と声をあげました。

 

これもかなりストイックな脂質制限のおかげだと思っています。

恋人が大の料理好きで、脂質制限を考えたメニューを作ってくれます。

土日は恋人の家で過ごし、食事を作ってもらって、平日は週末にまとめて作った分を大量に自分の家に持ち帰ってそれを5日に分けて食べるという(笑)

 

 

たまに冗談で料理を作りながら「やまねこはアスリート目指してるのかな?笑」って言われます(笑)

 

 

2か月前からそんな食生活をしてきました。

 

 

先生はこの結果を見て逆に栄養をちゃんととれているか心配していましたが…

 

「脂も少しは摂ることはとても重要です。脂と一緒じゃないと身体に吸収されないビタミンもあります」

なるほどそうなのか。

 

それを聞いた恋人は

「知ってたよ。それも考慮に入れてメニュー作ってます('ω')ノ」と。

 

さすがです。

 

 

脂質制限食、美味しくない&レパートリー少なくなるイメージだけど、昔から料理を勉強してるだけあって味付けが深くてとても美味しい。

 

あと色んな調理器具を入手して、食事のレパートリーを徐々に増やしている。

 

脂質制限食の本出したら売れるだろうなぁって勝手に思ってる笑

これは面白いなぁっていうのがあったらツイッターに載せていこうかなって思ってます(*^^)v

久しぶりのブログです。

最後に書いたのが去年の11月…

 

 

サボりすぎです、すみません笑

 

 

今年初のブログということで

明けましておめでとうございます。

 

 

 

最近は、大きな体調不良も無く平穏無事に過ごしています。

 

最後のブログ更新から何か変わったことがあるとしたらですね、一つ。

 

 

 

 

 

恋人が出来ました。

 

 

 

 

一昨年、病気と診断され、病気以外にも色々なことが原因で当時の恋人と別れてから、

誰かと両想いになって付き合って困難を分かち合っていくことは不可能だと思っていました。

 

 

 

友達からも「次誰かと付き合う時は、病気のこと言わない方がいいかもね」なんてアドバイスを受けていたので、そのつもりでした。

 

 

 

けれど病気のことも含め、自分の弱点、付き合っていくうえでの困難を受け入れてくれ、共に生きていく覚悟を決めてくれた人に出会えました。

 

 

何度も何度も愛を伝えてくれ、最後まで絶対傍にいると誓ってくれました。

 

 

 

「所詮は口約束」

 

 

 

そう言ってしまえばそうなのだけど、全てのものが不変ではなくて。

何かのきっかけで覆ってしまうことはよくあることだけど、恋人の決意の固さ、誠実な態度から、今は信じていこうと思います。

 

 

今はもう一人じゃないんだって、心からそう思えるし、強くなれる気がします。

 

どんな困難も乗り越えていけたら。